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天使のウインク

天使のウインク

天使のウインク

作家
橋本治
出版社
中央公論新社
発売日
2000-04-01
ISBN
9784120030000
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天使のウインク / 感想・レビュー

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ひろ

セクハラ対策の徹底された職場における職場恋愛は実質的に同性愛だとか、ある心の不調を精神疾患として病名をつけて治療すれば治ることになっている状況そのものが病んでいるだとか、いちいちキレているし「まじめに考えればそうなるはずだ!」と唸らされることしか書いていない。傑作SF「ガタカ」を引き合いに出して、努力することは切なくも美しいとのお説教、首肯するしかない。

2013/10/24

冬薔薇

長らく埃をかぶっていた積読本。ついこの間の事件だと思っていたのがもうこんなに時間がたっていたとは。あっという間に忘れ去られる事件も月日がたってまた思い出すことも意味があった。「親離れ子離れ」は必要と思うが「親という粗大ごみの誕生」にはドッキリ。言葉になかなかできないもどかしい感情をすっきり言いきられると、(そうだったのか)も(微妙)も。「外圧に弱い日本」を外に内緒でやめにして、日本人はこっそり貧乏を選択してしまえ、とは今こそと思えてしまう。

2012/05/10

penguin

図書館。やっぱり再読だったんだ(笑)。橋本治のややこしい考え方は、回り道のようで物凄い近道なのかもしれないと感じました。若干、世代論には違和感を覚えますが、大筋では首肯することが多い。10年前から動いていない「この国」は、一体なんだろう...。

2011/01/18

penguin

時事に関する考察寄りのエッセイ。10年前の時事を扱っているにもかかわらず、まったく古さが無いのに驚く。98年の日本サッカーについての考察がオシム前監督の考えと通ずる部分があり、真に頭の良い人って似通った思考をするんだと思ったり。

2009/05/28

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