懐かしい未来: 甦る明治・大正・昭和の未来小説
懐かしい未来: 甦る明治・大正・昭和の未来小説 / 感想・レビュー
猫丸
明治から昭和前期までのSF作品を15編収録。驚異的な先見性をもつ作品もあるし、科学とは名ばかりの素朴な冒険譚もある。やはり世紀をまたぐところで人は来し方行末を想うものらしい。未来世界の人はみな自殺によって世を去るのが標準である。自殺もできない者のために巡査が撲殺して廻ることになるだろう、とは漱石先生の「猫」に出てくるエピソードだ。まだ見ぬ未来は必然的に今とは違っている。そう考えるのが普通で、終わりなき日常がダラダラと続くと思えば精神的閉所恐怖に陥る。21世紀初頭に生きる我々は未来を持つか?
2021/10/26
Tadashi_N
昔の未来の方が、夢があった。
2014/09/03
せんか
「ロボットとベッドの重量/直木三十五」のみ青空文庫で読了。いわゆるネトラレ→復讐?ですねわかります。他のも読んでみたいけど収録作品が分からない。
2012/01/20
しゅ
昔(明治~昭和初期)の人が考えていた未来ってどんなものか興味があり、読んだ。 読んでいて退屈してしまったのは、当時の世相等の知識がない所為だと思う。
2012/04/30
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