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にほん語観察ノート

にほん語観察ノート

にほん語観察ノート

作家
井上ひさし
出版社
中央公論新社
発売日
2002-04-01
ISBN
9784120032554
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にほん語観察ノート / 感想・レビュー

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ばりぼー

英文の中で、日本人の姓名をどう表記すべきかを尋ねたところ、「英語圏の習慣に従って、〈名ー姓〉の順に直すのがよい」という答えが30.6%に達した。一方、日本人の名前の通り、〈姓ー名〉の順で通すべき」と答えた人が34.9%だった。そして、「どちらとも言えない」と答えた人が29.6%と、それそれ三分の一ずつを占めて張り合っている。日本人は、住所の書き方にしても、大から小へ視点を移動させるズームイン思考で物事を処理しているようだ。英語圏の人たちは逆に、小から大へと視点を引いていく、いわばズームアウト思考だ。

2021/09/10

skydog

一つの題目に対して2頁半程度なので、大変読みやすい。 井上ひさしさんながらの視点で分かりやすくユーモアを交えて書かれている。 しかし一番頷きながら「お見事!」と感じてしまうのは、お上に対しての皮肉を交えた文章だ。さすが、井上ひさしさんだ。

2015/08/22

とりぞう

「危険ですから、動物のエサを取らないでください」などという日本語を「観察」している本。やや根拠薄弱な説にひきずられるところあり。角川必携国語辞典から引いた「『しめる』は、しっとりすること。『しける』は、かわいてぱりっとしていなければならないものが水気をふくんでしまうこと」など、面白い話も多い。

2014/04/01

ゆっきーこ

著者のほかの日本語についてのエッセイと内容は似ています。時代背景と読みやすさが違う感じです。

2010/11/09

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