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デジグラフィ: デジタルは写真を殺すのか?

デジグラフィ: デジタルは写真を殺すのか?

デジグラフィ: デジタルは写真を殺すのか?

作家
飯沢耕太郎
出版社
中央公論新社
発売日
2004-01-01
ISBN
9784120034886
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デジグラフィ: デジタルは写真を殺すのか? / 感想・レビュー

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ほじゅどー

★★★デジグラフィはボタン一つで消え失せてしまう消去性を持つ非物質性なデータの集積から成る。フォトグラフィでしか表現し得ない部分はどんどん少なくなっている。同時にデジグラフィはWeb上で独自の進化を遂げている(この本が書かれたのは2003年。iPhoneが出たのは2007年)。デジグラフィは新しい写真というよりも、むしろ「新しい絵画」といえる。筆と絵の具とキャンバスの代わりにコンピュータとPhotoshopのようなソフトウェアとモニターが用いられるだけ。作品を仕上げて行くプロセスは画家のそれに近い。

2017/02/05

金木犀

参考文献として手に取った。著者・飯沢耕太郎が定義する「デジグラフィ(デジタル化された画像)」についての一冊。フィルム写真と異なる点があることから、著者は同じ括りで「フォトグラフィ」にすることへの違和感を感じていたためこの言葉を生み出した。2003年頃の本なのでデジカメが大衆化し始めた頃ではあるが、その特徴や脅威をうまく押さえていて興味深い。中でもデジタル画像の特質である「消去性」を感情としての儚さに繋げているところや、画像の加工に重きが置かれる点は絵画の制作過程にも重なるという見解は新鮮だ。

2021/11/01

ab

十年一昔ってこういうことだな〜と思う。

2014/01/16

わふらし

デジグラフィーは儚い

2009/06/16

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