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雛の家

雛の家

雛の家

作家
久世光彦
出版社
中央公論新社
発売日
2004-06-01
ISBN
9784120035425
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雛の家 / 感想・レビュー

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やまちゃん

激動や革命の時代、ってこんな時代の事を言うんだなぁ!!と。昭和の初め、老舗の人形屋の美人三姉妹の可愛らしい恋のお話かと思いきや、とんでもない(/_;)! 狂気の沙汰です。血飛沫、血まみれ覚悟で読む、激しく切ない結末。女ってやっぱり強い!誰の言葉だったか忘れましたが『女だけで軍隊を作ったならば、最強』

2014/08/06

政氏 藤一

激動の時代を生きる人形屋の三姉妹 お吟様の最期が非常に印象深い

2012/07/06

くみ

まさに久世さまの世界。人を好きになるとはこんなにも苦しくまた素晴らしいものか。波瀾万丈な美しくも儚い時代背景に懸命に生き己と向き合う女たちに現代人も思わず息を飲むことでしょう。

うい子

老舗の人形屋を営む家に生まれついた、三姉妹の話。それぞれの視点で語られる生活の流れが読んでいて心地良く、それとは裏腹に、この三姉妹に暗くのしかかる重苦しい恋愛模様にどっぷりと飲み込まれてしまった。この作品では、様々な場所で表現されている届かぬ愛の形にはない、本当の苦しみが余すことなくしっかりと彫り込まれている。いくらそれは丸っきりの幻想だと詰られても、命掛けでする恋とは文句無しに美しいと思わず主張したくなる作品であった。

2011/02/26

すいむ将軍

初久世作品。文章に読みづらさが全くなくて驚いた。見とれていたらいつの間にかさらわれてるような。まさに「ゆり子」みたいな気持ちでずっといた。読んでいる間、頭の中が静かだった。ラストよかった。同性のきょうだい、憧れる。

2009/11/17

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