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ゆりかごで眠れ

ゆりかごで眠れ

ゆりかごで眠れ

作家
垣根涼介
出版社
中央公論新社
発売日
2006-04-01
ISBN
9784120037177
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ゆりかごで眠れ / 感想・レビュー

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はにこ

この作家の「ワイルドソウル」が好きだったのでいつか読みたいと思っていた作品。期待を裏切らないハードボイルド。リキの壮絶な生い立ち。そしてカーサとの出会い。妙子との出会い。リキはこの人生しか歩む道は無かったのだろうか。何ともやりきれない結末も含めて素晴らしい作品だった。カーサの幼くても妙に女なところも秀逸だった。

2021/08/22

ねこまんま

コロンビア、マフィアのお話。 この人の小説は「哀しさ」があります。 幼い子供たちは物乞いに徹し、僅かな施しで食料を調達し、それもままならなくなれば、生きるために反社会な組織に身をおかざるを得ない。そんな辛く悲しい生い立ちのカーサをほっておけなくなったコロンビア・マフィアのリキ。 刑事の武田、妙子、みんなみんな、安息の時を求めています。 読んでいくうちにマフィアに肩入れしたくなっていきすよ。 まさに「ゆりかごで眠れ」 カーサの将来が幸せであってほしいと思います。

2014/06/07

かんちゃん

四年ぶりくらいに再読。『憎しみは檻だよ』この一言がこの作品の肝ですよね。主人公リキのなんとも言えない『目』。想像しても悲しい。安らぎ・憎しみ・悲しみ・慈しみなど考えさせらせる記述が多い。今度は姉妹作の『ワイルドソウル』を再読します。

2017/02/17

ケンメイ

★5 日系2世のコロンビアマフィアのボス小林リキのクールで孤独な波乱に満ちた生き様。シビれる程カッコイイ。

2014/05/19

Reina R

コロンビアの現実、マフィアの義理堅さと残酷さ、人間の醜さと純粋さなどぎっしり詰め込まれていて読み終わった後に軽く放心状態になるくらい濃いけれど、飽きることもなく読了。やっぱり垣根さんの描く物語は面白い!

2013/12/30

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