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瓦礫の矜持

瓦礫の矜持

瓦礫の矜持

作家
五條瑛
出版社
中央公論新社
発売日
2006-06-01
ISBN
9784120037405
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瓦礫の矜持 / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

組織によって切り捨てられた人々や大切なものを奪われた人のことを考えさせられる作品でした。「本当の悪は定まるものではない」という思想が土台にあり、組織のために自身の正義を諦めた黒羽の考えがとても切なかったです。また、自己中心的な考えをする幼児的大人や愛を復讐の糧にしている女性、金銭が大事だと考える人々など、現実味のあるキャラクターによって速く、読めました。

2009/10/23

calaf

上に立つ者は、必要に応じて組織のために犠牲にするシミを選ばなければならない

2010/04/29

depo

図書館リサイクル本。

2021/08/16

ヒマヤラン

狭い範囲にたくさんの事柄と人物をぎゅうぎゅう詰めにして、どこがスジなのかつかめないまま、ササッと終わってしまった。犯人達の会話に不自然な種明かし的説明があるのが残念。

2016/07/14

鈴と空

なんとなく物足りない感じ……。黒羽が神楽に言うことは面白かったんだけど、それ以外がどうも弱い気が。事件の結果の割に何もかもあっさりに思えちゃうし、人の魅力も五條さんに期待する程ではなかったし。。「物足りない」一番は黒幕か。その人の黒幕としての存在感がほとんどないから、正体は想像通りなのに妙に唐突な感じというか。貨幣兄弟は素敵だった。

2011/11/26

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