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最勝王

最勝王

最勝王

作家
服部真澄
出版社
中央公論新社
発売日
2006-07-01
ISBN
9784120037535
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最勝王 / 感想・レビュー

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まさこ

空海の話、と知らずに借りました。何も知らずとも楽しめる本です。読んでいる途中でたまたま奈良旅行に行く機会があり、現地では本編を思い出し、戻っては現地を思い出し、楽しい時間でした。奈良は世界遺産もたくさんあるのに京都よりも自然がたくさん残っていて、なんでも広々としていて、観光して歩くのは大変だけどとてもリラックスてできて魅力もたくさんある大好きな土地です。この辺りに都があった時代の本をもっと読みたいなとおもいます。

2015/10/28

noekure

面白いと思います。宗教と政が密接な繋がりのあった時代、空海の真言宗のは救済と治国のバックボーンになった。空海は煩悩を抱えた二人の成せる業であったとは、粋な計らい。

2016/10/20

C.O.

結局空海は赤麻呂だったのか?その辺をもう少しはっきり知りたかった。仏教についてもうちょっと知りたくなりました。

2013/12/09

Miwa_N2

図書館で手にとって背景を知らず読みはじめたのが逆に物語の展開を楽しめました。特に結末は必見。ただ何故に登場人物たちが秘密宗の奥義を求めてやまないのかがあまり訴えてこなくて、教海/空海の人物描写が浅かったように思います。(高村薫・福澤三部作の仏教言及読解には悪戦苦闘したので掘り下げ方のさじ加減は難しいところだと思われますが)。そこを除けば赤麻呂や庶民の描写は活き活きとしてて稀有な時代の空気を楽しめる小説でした

2012/01/05

うづき

読み難かった。超越した人という感じの空海しかみたことなかったので、人間らしいというところでは新鮮かも。知識欲に囚われており迷いもある矮小な人間であった彼がどうやって空海になっていくのか、がよくわからなかったので物語自体が不完全な感じがする。真魚か赤万呂か、二人で一人みたいになっているけど、はっきりどちらかわかったほうが良かったと思う。

2011/09/17

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