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プロポーズはいらない

プロポーズはいらない

プロポーズはいらない

作家
中村うさぎ
出版社
中央公論新社
発売日
2007-02-01
ISBN
9784120038105
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プロポーズはいらない / 感想・レビュー

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Shiori

一ヶ月ほど読書離れをしていたので、リハビリに軽めの小説。こういう女性主人公に共感できるようになってしまったのが、年取ったなあとか生き方模索してるのかなあとやや焦るけど、主人公がなんだかんだ前向きでこちらも爽やかな気分になりました。

2014/08/24

志庵

主人公の前向きな姿勢に爽快感。主人公の友達の雅美の存在がこれまた素敵で。なぜか小説っぽくなく、エッセイを読んでるのかなーって途中何度も思いました。でも小説なんですよね。回遊魚と熱帯魚の例えが面白かったです。

2015/11/29

ゆきじ

先行きが不安ながらも「自分」の立ち位置とかこうありたい自分みたいなものがしっかり確立されてるから、迷ってもぶれない強さがあるんやなぁって思った。最後には世間一般的には分かりやすく安定はしていなくても迷いながらも気持ちが定まったから凄く充実した女性になっててなんだか眩しかった。まずは「自分」の確立だ~!

2011/11/14

ごま

なにこの作品、すごくいい!!すごく素敵な作品に出逢えた幸運に興奮しながら読んでた。これは女のための小説だ。庇護される「女の子」じゃなくて、覚悟決めて自分の足で立つ「女」への作品だと思うんだ。主人公はあつい、暑苦しい。だけど、なにこの命中率。バンバン小気味よく放つ言葉がいちいちストライク。伝わってきたのは『今の貴方でいいのよ』なんて甘ったれた言葉ではない。だけど、読んでいたらぽわぽわと明るくなってきて、むくむくと明日も頑張れる勇気が湧いてきた。ちょっと凹んでる時の自分に読ましてあげたい作品だ。

2010/09/12

wdzm

ありえん……なんでこんなに密度が濃いんだ。読みやすく奇麗な文章で綴られる、モノローグ的な問いと答えの連打。その量と密度があり得ない。なんかもう、最初の一歩からクライマックス。主人公は自分のことを指して「暑苦しい女」なんて言ってたりしますが、もうこれ脳から炎出てるレベルだと思います。ぶつかったすべての問いにその理由を考察し、筋道立てて答えを導き出してしまう。しかも全然小難しくなく、恐ろしいくらいに明瞭だったり。それを綴る文章の気持ちよさ。単に「共感」の一言で終わらすのは勿体ない、それくらい面白かったです。

2009/04/17

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