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菜種晴れ

菜種晴れ

菜種晴れ

作家
山本一力
出版社
中央公論新社
発売日
2008-03-01
ISBN
9784120038693
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菜種晴れ / 感想・レビュー

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ゆみねこ

房州勝山の菜種農家の次女、二三。深川の菜種油問屋「勝山屋」の養女に迎えられるが度重なる災禍で過酷な運命に翻弄される。くじけない二三はヒロインとしては魅力はあるが、やはりもうちょっと明るい結末を期待するなぁ。。天ぷらを食べたくなることは間違いない本。

2012/05/31

スプリング

山本一力さんの時代小説は、商売物とわかっていても、つい読んでします。この主人公の二三は辛い事件が節目の年に起こるのですが、乗り越えていく展開になるのは予想できたが、ちょっと過酷過ぎですね。

2015/10/11

noanoadog

聡明で誰からも妙に気に入られる子どもが、なぜか身内の縁だけは薄いという話。「正味」という単語がやたら出てくる。山本一力氏初読。うまい話なんだけど、巧みな感じはしなかったなあ。晩年がなんとなくしっくりこなかった。もう一奮起してほしかったかな。天ぷら嫌いだけど食べたくなった。

2011/04/21

むつぞー

強くすっと立つ姿は美しい、だからこそ幸せになって欲しかった

2008/05/31

ふっちゃん、男性60歳代(乱読書歴50年)→70歳になった。

自分の身の回りが少し窮屈になって来たら、私は山本一力さんの江戸下町の人情小話を読む様にしている。今この時、入って来る情報は暗く悲しい程の事件物ばかりで、周りの人達を信じられなくなりそうで気が滅入ってくる。そんな時山本さんの本を読むと少し元気を貰えます。 この話もそうした下町で一所懸命生きている一人の女性が主人公です。僅か5歳で千葉勝山から 江戸の大店の娘として、家族から離れて行く事になるが、持前の明るさと先を読み周りを気遣う人柄が逆に自分を助けてくれるお話です。  【4.0】

2023/11/13

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