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里見とん伝: 「馬鹿正直」の人生

里見とん伝: 「馬鹿正直」の人生

里見とん伝: 「馬鹿正直」の人生

作家
小谷野敦
出版社
中央公論新社
発売日
2008-12-01
ISBN
9784120039980
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里見とん伝: 「馬鹿正直」の人生 / 感想・レビュー

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Ted

'08年12月刊。△有島武郎・生馬の弟で志賀直哉や武者小路の親友だった作家の評伝。いい作品を書いているのに今では殆ど顧みられない作家の掘り起こしと、正直の上に二字がつくほどの生き方が自分と似ているのに共感したのが執筆の動機とのこと。クロニクルの羅列ということもあるが、やはりあまり有名でない作家の評伝は読んでも面白くない。忘れ去られた者をいくらリバイバルしようと抗っても、忘れ去られる運命に抗することはできないのだと思う。恐らく今後も再評価されることはないだろう。「死者は死者をして葬らしめよ」で十分なのだ。

2016/12/25

kokada_jnet

94歳の長命を保った里見の人生を丹念に描いて、明治・大正・昭和を通しての文学史・文化史としての面白さはあるが。同著者の谷崎伝、久米伝と比較すると、里見トンという人物に、最後まで興味がわかなくて、困ってしまった。

2012/03/06

Gen Kato

里見弴、読んだことないのにおもしろく読んでしまった(有島『或る女』は好きですが)。小谷野氏の評伝はすごくいいです。版元さんは続けて出してほしい。

2024/07/02

えんだーまん

 美術評論家の福島繁太郎さんを 福島繁太郎(画家) と書いている箇所があった。

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