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炎情: 熟年離婚と性

炎情: 熟年離婚と性

炎情: 熟年離婚と性

作家
工藤美代子
出版社
中央公論新社
発売日
2009-06-01
ISBN
9784120040344
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炎情: 熟年離婚と性 / 感想・レビュー

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ミカママ

どうしてこうも何もかも、性に結びつけちゃうかな、と言うのが第一印象。エロは大好物でも、自分のことを他人に吹聴する趣味のない私には、正直「お腹いっぱ〜い」でした。他人に対して、ここまであけすけに語るオンナたちがいるのねぇ。唯一同意できたのが「女性は単にセックスをしたいのではなく、恋をしたいのである」そうそう、エッチはグリコのオマケ。お菓子本体じゃないんです。それにしても…女装癖のある夫を離縁したオンナ、バッカじゃないの?女装くらいさせてやれよ、って話し(*☻-☻*)

2016/04/06

kinkin

図書館本: 夫、妻お互いに思っている性に亀裂が入り出しやがて熟年離婚というケースが多いことをこの本で知った。女性という立場もあるせいか、男性側の気持ちという部分が私にはストレートに伝わってこなかった。しかし男の性、女性の性、両方を冷静に汲み取ることのむつかしさも感じた。心に秘めた、相手に対する気持ちをどう表現するのか、日本人特有の自己表現にも関連があるのかなー。

2014/12/21

シュラフ

社会構造の変化に伴う熟年離婚に関する骨太な分析というものを期待していたのだが、あにはからんや熟年女性たちのあからさまな性談義。婦人公論の連載ものというのならよいのだろうが、それを一冊の書物にするというのもたいした度胸である。わたしも50男だが、50女の下半身ばなしなど聞きたくも読みたくもないし想像もしたくない。若い頃ならともかく熟年になってまでの強い性欲には感心してしまった。人それぞれなのであろうが、いつまでも性欲などにとらわれず歳相応の分別ある生き方をしたい。年始早々からえらい本を読んでしまったものだ。

2016/01/03

なっちゃん

何年か前にすごく悩んだ時、「読みたい本」になった本で、自分的には今更だけど、やっと読めました。とっても良かったです。人は十人十色、夫婦も様々。夫婦は良くも悪くも蓄積です。悪いままに蓄積すれば、亀裂になり溝になる、いつしか広がるかもしれない。その危険性を夫婦共にわかっていれば、関係を大切に育てられるのかもしれない。一人の女性として最後まで生きる。離婚だけでなく、女性の強さに勇気を貰いました。

2012/07/21

駄目男

熟年離婚に至った数十人の男女に直接インタビューしたものだが、下世話と言っちゃなんだが、やはり数十年も連れ添った相手と今さら離婚とあっては気になるのがこれまた人情。「女と一緒にいるところを踏み込まれて掛け布団を剥がされた」「女装願望があった夫」。女性は敏感なものでセックスの変化を見逃さない。男の気持ちの変化は如実にセックスに反映し、それをいち早く見抜く力を女性は本能的に身に着けていると思う。日本は世界有数のセックスレス大国だというが、愛は形を変え薄れる宿命を宿してか、夫婦の在り方なんて、よく分からない。

2020/06/14

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