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アンダスタンド・メイビー 上

アンダスタンド・メイビー 上

アンダスタンド・メイビー 上

作家
島本理生
出版社
中央公論新社
発売日
2010-12-01
ISBN
9784120041679
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アンダスタンド・メイビー 上 / 感想・レビュー

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遥かなる想い

藤枝黒江の恋と成長の物語である。 上巻は 中学から 高校までの恋を描く。 純愛でないのが、現代的で 良いのかも しれない。この年代の不安定な難しさが 散りばめられている… ロクでもない男たちから 脱出した後、 黒江は いったい どこに向かうのだろうか? 下巻が楽しみ。

2019/09/04

扉のこちら側

初読。恋愛小説だと思い込んで読み始めた。第1章は少年少女のホラー風味ありの青春小説といった趣だったが、第2章からは少女の過去にあった事件を匂わせる、ドロドロな展開になってしまった。どんな結末になるか予想がつかないので、下巻を読むのが楽しみ。

2012/12/27

のり

中学生の時から母親と距離が出来つつあった「藤枝黒江」は、落ち着いた礼儀正しさはあるが、不安定さも顕著に現れる。男に対しては特に奔放過ぎるし常識に欠ける。高校進学につれ益々酷くなる。良い影響を与えてくれた友人達も裏切る形で故郷を捨て東京へ…中学時代から手紙の遣り取りのあった写真家を頼りにその道を目指そうとするが、この先も色々荒れそうだ。下巻へ。

2021/08/22

最初はウキウキして読んでいたものが、どんどん転落して、もがいてももがいても水面に出ることが出来なくなっていく。苦しいことを苦しいと、寂しいことを寂しいと、言葉に出来たら良かったのだろうか。蓋をして逃げることしか出来ないこともある。人を軸にしないで立ち上がる強さは誰にでもはない。曲がったり下を向いたりしても、彌生君のところへ必ず辿り着いて欲しい。黒江にしか見えない瞬間があるのだから。それにしても凄まじい展開。目も当てられないけど、でもどうしても気になって先を急いでしまう。どっぷり浸かっちゃってます。

2012/01/19

misa*

思春期独特の自分を守るために強がったり間違ったことをしてるってことがまたカッコ良く見えたり、そんな十代の揺れ動く感情や人間模様がリアルだった。でもやっぱり産まれた環境によって様々だなぁと思いつつも、その環境下にあっても真っ直ぐ育っていく子もいるってことは、知って欲しいけど。けっこう一気読みでした。続きの感想は下巻で。

2018/08/14

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