不破哲三時代の証言
不破哲三時代の証言 / 感想・レビュー
midnightbluesky
不破さんは個人的に興味のある人なので、その誠実な人柄があらわれるような内容&戦後の政治と共産党の貴重な記述がけっこうあるが、宮本書記長とは対照的な印象。共産党系の出版社ではなく読売系の中央公論新社から出版されているのも気になる。志位さんにもこの手の本書いていただきたい。選挙で自民党も他の党もイマイチだから共産党に票が流れる、って現象はもう昔話なんだなぁ・・・と思うことしきり。
2012/11/22
中山ラモ
不破哲三が選挙に初めて出るときに、自分の演説をテープに録音して宮本顕治に聞いてもらっていたらしい。不破のスタイルはミヤケンの検閲を通っている
2016/05/01
がんぞ
昨年、読売新聞に連載され誠実な態度に感心したが、まとめて読むと、ごまかしたところがあるような。戦前はテロ集団だったし、戦後も他国の指示のもとに動いた売国奴であった。80年代の党勢退潮を「反共連合」のせいにするのはどうか。21世紀になって原発の危険性を指摘した吉井議員の功績は結構だが、戦争を望まないでも「社会主義国の核戦力優位による世界改革」を期待していたはず(66年に北ベトナムに行ってホーチミンが「南ベトナムで解放派が処刑されている」と言ったというがホーも反対派処刑と暗殺では同じあるいはもっとだしなあ)
2012/06/27
ひかりパパ
かつて党の書記局長に選出された時、マスコミが代々木のプリンスともてはやしたが、決してそんなことなく地道に歩んでこられた誠実な性格の人だ。共産党の幹部として多忙なのにマルクスの研究者としては、日本を代表する業績をあげておられる。驚くばかり。
2011/03/25
すじめ
家が散らかっているのに、1ページ目からラストまで、一気に読み終えてしまいました。本人も言っているが、政治史の現在と将来を考える材料、だと思う。
2011/10/29
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