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うつけの采配

うつけの采配

うつけの采配

作家
中路啓太
出版社
中央公論新社
発売日
2012-02-24
ISBN
9784120043291
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うつけの采配 / 感想・レビュー

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あも

突然ですが歴史の時間です。吉川広家。誰も知らんだろう。毛利元就の興した中国の覇者毛利家。元就の三男は吉川家の養子となり大活躍、その吉川さんの跡継ぎで関ケ原の戦の折の当主。家康の背後を突く場所に布陣しながら、弁当食ってるからちょいちょい待ってー!とか言ってるうちに戦は終わり負けちゃった人。でも実は、家康と密約結んでて毛利家を守る為にあえて戦わなかった云々…結局、毛利家は領土を減らされ、長州に逼塞。後の明治維新でその恨みを晴らすことになる…。はい、力のある作家だと思うけど説明的過ぎて読むのがしんどかったです。

2018/01/09

財布にジャック

このお話は、吉川広家が主人公というところがミソです。関ヶ原において、微妙な立ち位置で主役としては描きにくいだろうと侮っていただけに、予想よりもずっと楽しめました。題名にもある「うつけ」という言葉が繰り返し出てくるので、毛利ファンが怒るんじゃないかと心配ですが、広家は決してうつけなんかじゃないんだと証明してみせる内容でホッとしました。これを読んで広家の気持ちを考えながら、また関ヶ原を検証してみたくなります。

2013/01/30

宇宙猫

★★★ 毛利の分家、吉川広家が豊臣秀吉の死後に毛利家を残そうと奮闘する話。前半は説明的で人物の魅力も伝わってこないし、広家が何故うつけなのかも分からないし、挫折しそうだった。最後は面白かったんだけどな。

2016/05/02

あっこ

いつも脇役の吉川広家が主人公。彼の側から見た毛利家中や天下の形勢、それを取り巻く武将達の思惑。違った目線でみれて面白かった。人間味溢れる広家の今後が楽しみ。結末は分かっているけど、それを広家がどの様に受け入れていくのかが興味深い。また、小早川隆景の独特の存在感と名将ぶりがかっこよかった。

2014/11/05

の〜けん

先輩から教えてもらって読んでみた。なるほどねぇ、関ヶ原で動かなかった理由がそこだったのね。広島の人間なので、毛利家に天下を取って欲しかったりもして。

2012/11/08

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