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幻想即興曲 - 響季姉妹探偵 ショパン篇

幻想即興曲 - 響季姉妹探偵 ショパン篇

幻想即興曲 - 響季姉妹探偵 ショパン篇

作家
西澤保彦
出版社
中央公論新社
発売日
2012-02-24
ISBN
9784120043321
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幻想即興曲 - 響季姉妹探偵 ショパン篇 / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

作中作の謎を主人公の姉妹で解くんだけど作中作の方がボリュームあって主人公の影は薄い。トリックとかはいいと思うけどそこが少し残念。ショパン篇ってあるけど続くのかな?

2016/08/06

星群

少女の頃関係した殺人事件が、彼女を平凡な人生から遠ざける。夫婦の不仲、アリバイの否定、3億円ごっこ、ストーカー、真実は闇の中。事件を元にした小説が、新たな悲劇を招く。しかし、著者は、必死に書き上げた小説を処分する様に、編集者に託す。編集者がすべき事は、 ショパンに、『幻想即興曲』の楽譜を処分する様に言われた友人・フォンタナが、逆に、その曲を広めた様に、この小説を世に出し、世に問う事だろう。

2013/01/17

eclipse1228

書き下ろし長編。編集者の響季智香子は担当する作家・古結麻里から蔵出し原稿『幻想即興曲』を預かる。その作品は古結麻里が小学生時代にアリバイを証言した事件を小説化したものだった。「響季姉妹探偵」と銘打ってはいるが、響季姉妹が登場するのは最初と最後だけ。大部分が古結麻里の半生について描かれている。古結麻里と作者はほぼ同年代で、第一回鮎川哲也賞に応募するも落選するといったエピソードから、作者自身と重ね合わせていることがわかる。キャラ萌えや推理と共に、昭和という時代を懐かしむ小説。百合要素があるので苦手な人は注意。

2012/09/20

Lwsika

旦那さまが借りてきた西澤保彦の新シリーズ。姉妹探偵とあるわりには、安楽椅子探偵的な位置付けの姉妹は活躍せず、妙にイチャイチャしてばかりいました。姉のキャラが掴みにくく、40年前の事件という設定の作中作でも百合要素が。読者へのサービスなら、それは全く求めていなかったのですが。読んでいる間ずっと幻想即興曲が頭の中を流れていました。大好きな曲です。ショパンとフォンタナの使い方が実に巧妙で作中作が出来上がった経緯とマッチしていました。

2015/02/25

6だ

書き下ろし作品。いつも通りの西澤さん。うー、いつも通りではあるのだけど迷走中なのかなという気もする。キャラの立て方(或いは崩し方)、叙述トリック的な謎の組み方、といった辺りで新しい事やりたいけど思い通りにできない、みたいなモヤモヤ感がある。あと、これもシリーズ化するのかな?というか「ショパン篇」と銘打ってる以上はされるんでしょうね。並列進行より他のシリーズ終わらせてから次行って欲しい、出版社との関係とかで難しいとは思うけど。

2012/06/11

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