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時計まわりで迂回すること - 回送電車V

時計まわりで迂回すること - 回送電車V

時計まわりで迂回すること - 回送電車V

作家
堀江敏幸
出版社
中央公論新社
発売日
2012-03-23
ISBN
9784120043499
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時計まわりで迂回すること - 回送電車V / 感想・レビュー

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踊る猫

さほど前のめりになって読むことが出来なかった。著者お得意の書物に関する文章がそんなに収められていないからなのだろう。日常の些事を描いたエッセイは百鬼園先生を思わせるところもないではないが……あとはあまり私がサッカー(いや、フットボールと書くべきか?)に関心がないことも一因かなと思う。その手のエッセイにありがちなナショナリズムに陥っていないところは流石。まあ、長くつき合い続けていると勝手に読者としてマンネリを感じてしまうのは良くある話なので、この本を貶めたいとは思わない。読書というものなかなか上手くいかない

2019/08/31

イマビッチ

ジダンのお話を読みたくて購入したものの、前半なかなか登場せず何故かそのまま放置。ようやくなんとか読了。日々の生活やその道具に対する、どちらかというと「美しさ」への拘りがいっぱい。ジダンのプレーが、その「過程の、プロセスの芸術家だった。」との考察に納得。サッカーのラジオ中継のお話も興味深かった。機会があったら是非聴いてみよう。

2014/05/29

エトランジェ

一話一話じっくりと味わいながら読んだ。手元に置いておきたいので、今まで図書館で借りるばかりだったのを初めて購入した堀江作品。登場する固有名詞で興味をそそられるものを調べていくと読書そのものから大いに脱線できるという楽しい本です。で、やっぱり装丁はモノフェチな著者本人が大いに関わっているのね。納得。

2015/02/20

misui

モノへのこだわり、異国、瞬間の芸術サッカー、土地の声…。自分とは縁遠い物事ばかりだが語りの巧さですいすい読める。五冊目の心地良いマンネリ。

2012/07/17

さつき

東京旅行のお供にしていましたが三章以降は自宅で読了。一章目が全体的にすごく好きではあったのですが、個人的に大好きなのがラスト。他の本を読んだときに世田谷線にどうしても乗りたくなって東京まで旅行したことがあるのですが、この文章を読みながらもう一度いきたくなりました。今度は乗るためでなく、線路沿いを歩きながら踏み切りを渡るために。これ旅行中にここまでたどりついてたらきっと他の予定すべてけって行ってしまってた気がします。良かったような、惜しかったような…。

2012/05/09

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