わが人生の三原則 - こころを見つめる
わが人生の三原則 - こころを見つめる / 感想・レビュー
こたちゅう
仕事がらみで参考にしようと思って読んでみた。著者は宗教家で親鸞なんかの本を書かれているのでとっつきにくく、初めて読んだが、本著はエッセイ風で読みやすかった。また、言うまでもなく大変博学で、宗教だけでなく文学方面にも造詣が深く、学生時代に読んだいろんな本をまた読んでみたいな、と思わせてくれた。それだけでも十分読んだ価値があると思う。知識の間口が広く、見習いたいなあと思った。ほかの本も読んでみたいと思う。
2018/07/28
マウンテンゴリラ
著名な宗教学者である著者による人生論として興味を持った。ただ内容的には、哲学的、宗教学的な要素はほとんどなく、比較的軽めのエッセイという印象を受けた。しかしこれは、本書に対する批判ではなく、人生とは、そのような学としての専門性から一面的に語れるものではなく、多様な価値観や感覚の広がりによって、形作られ、深みを帯びてくるものと感じられた。そんな中でも、必ずしも固定的なものではなくとも、それぞれの人生のステージに応じた三原則を掲げるというのは、具体的な人生への向き合い方として、大いに参考になった。
2024/08/19
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