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展覧会いまだ準備中

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作家
山本幸久
出版社
中央公論新社
発売日
2012-12-18
ISBN
9784120044366
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展覧会いまだ準備中 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

またしても山本さんのお仕事への情熱にヤラレました。本作は学生時代、応援団に所属し、今は美術館学芸員4年目の「今田」君を主人公にしたお話です。少し仕事が面白くなりかけてきた人、また逆にこのままでいいのかと悩み始めた人、そんな思いのある方は是非読んでほしいです。本文からで【やりたいコトをやり続けて生きていけるかどうか】には、かなりココロが揺さぶられました。そして物語の終盤では、決めゼリフかのように【やるんだ。やらなくちゃ駄目なんだ】と奮い立たせてくれます。相変わらず魅力的な人物ばかりで、十分楽しめました。

2014/12/06

紫 綺

まさに「カイシャデイズ」「凸凹デイズ」の流れ!!野猿美術館を舞台に、個性豊かな学芸員+αが活躍するお仕事小説。自分の好きな事、やりたい事を真剣に見つめ直させてくれる。私の場合、中学の頃からやりたかった事に近い職に就けているから、辛くともまだ踏ん張りが効いているのかも・・・。

2013/01/27

takaC

何だか中途半端な終わり方で、特に乾福助本人登場が意味不明なままでした。

2013/04/16

ぽぽ♪

又も凹組メンバーが少しだけ登場したのは嬉しかった。やっぱり醍宮は凄い存在感でした。今田弾吉は大学院迄出て学芸員に勤めるけど、熱意が今一つ。周りの個性的なメンバーに押されてる感じがしましたが、徐々に学芸員の仕事のやりがいを感じて行くのはいつ読んでも山本作品の好きなパターンです。好きな事を仕事に出来る人って中々いない。仮に付けても、その先を目指さないとダメ。文中の三田村の「だけどやるんだよ。やらなくちゃ駄目なんだ」ってのはハッとさせられました。

2014/08/29

冴子

面白かった。中身を全く知らず、山本さんてだけで手に取ったが、当たりだった。美術館にはよく足を運ぶけど、内実は大変そうだ。ちょうど名古屋ボストン美術館閉館のニュースが流れ、毎年5億の赤字だったそうだ。企画展をするにも潤沢な資金がなければ難しいみたいだし。東京には沢山の美術館があるだけに、郊外の小規模美術館の運営は尚更かな。主人公の弾吉の人柄が面白いし好感が持てた。東出くん辺りでドラマにならないかな。時折でてくる侍は何だろうと思ったけど、この話少し膨らませて欲しかった。

2016/05/26

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