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あなたへの歌

あなたへの歌

あなたへの歌

作家
楊逸
出版社
中央公論新社
発売日
2014-02-24
ISBN
9784120044779
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あなたへの歌 / 感想・レビュー

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そうたそ

★★★☆☆ 中国から日本へ留学し、そのまま日本で働くメイは大学時代から付き合う彼氏と紆余曲折の末結婚したのだが、ある時彼の赴任先天津で、自身の勤める中国語講座の生徒から人捜しを頼まれることになる。些細な結婚話から話は広がり、最終的にはスケールの大きな話になっていたような。いつものように程よく中国文化が織り交ぜられたかのような内容、文章であるものの、この作品に関してはそれほど作品に活かされているようにも思えなかったかなあ。面白いけれど、全体としてみればややまとまりを欠いているような印象が否めない。

2016/01/27

DICE-K

図書館の『新しく入った図書』コーナーにあったため、深く考えずに借りました。 感想は・・・ オススメはしない、という程度にしておこう(笑) 一つは、主人公の無計画で周囲を巻き込む行動に共感できなかったから。 それと文章の堅苦しさ、かな? 「行った・見た・買った」のような文章で、行動は分かるのだけど“どのように”が抜けているような感覚。 一見するとムダと思われる表現に、実はストーリーを引き立てる役割があると私は思っている。

2014/04/08

ねむ

日本で働き、仕事の喜びを感じ出した頃に日本人の彼と結婚、夫の中国赴任に同行するため仕事をやめてついていく天津出身の「私」。というと日中の文化の違いに端を発した夫婦関係や仕事上のフラストレーションなどがモチーフの中心と思いそうになるけれど、この話はそれだけではない。「私」の中国語クラスに通っていた元駐在員の結婚相手の連れ子が中国で行方不明になったことから、謎の男の行方を追ううち、結婚相手の女性のつらい過去が明らかになっていく。人のさまざまな苦悩を描きながら異国情緒とミステリー風味が相まって読みやすい。

2023/02/24

こうちゃ

意味深な一ページから始まる物語。中国出身のメイは、大学時代から付き合っている2歳年下で日本人の彼の煮え切らない態度に不満を抱くなか、中国語講師の副業先の生徒の家庭の問題に関わることになるのだが・・・。現代の日本と中国を舞台に描く[結婚]小説。

2014/03/24

ふわりん

私の日常生活で中国と言えば、食品の偽装疑惑やらPM2・5やらあんまり良い印象がない。でも中国人も日本に対して良い感情は持ってないのかな~。文章も硬く中国語がたくさん出てくるのでよけいに内容も滑らかさや柔らかさがない気がした。それにしてもこの主人公って自分勝手な人だなぁ。発想は人のためではあるんだけど、無理難題をダンナや友達に押し付けてごり押しで通してしまう。ま、中国人だからと言うことではないようなのでそれは性格が原因みたいだけど。でも中に出てくる中国ならではの習慣や食べ物、景色などはとっても興味深かった。

2014/04/05

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