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安心毛布

安心毛布

安心毛布

作家
川上未映子
出版社
中央公論新社
発売日
2013-03-08
ISBN
9784120044786
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安心毛布 / 感想・レビュー

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hiro

『発光地帯』、『夜間飛行』とこのシリーズを読んできたが、この第3弾『安心毛布』でシリーズが終わるのは残念。最初は、あの文体の未映子さんの小説を読む前に、エッセイで肩慣らしをしようということでエッセイを読み出した。今思い出すと、『発光地帯』では昼食の9割はスパゲティということが、『夜間飛行』では震災直後のことが、一番記憶に残っている。一方、『安心毛布』はというと、妊娠、出産後の未映子さんの変化が、多分、記憶に残るのではないかと思う。今後も週刊新潮の連載で、未映子さんのエッセイが読めることを期待しています。

2013/08/13

美登利

美しいものが好き。美しい人も好き。男女に関わらず。自分には全く無い感性や才能を持っている人ならば尚憧れる。私にとって川上未映子さんはそのうちの1人。この本はまだご出産前のエッセイだったのに読むのを忘れてました。

2018/01/23

どんぐり

自らのうちにある確固としてあるなにか、それはあなたにとって大切なもの。そんな大切なものを教えてくれるエッセイ。ひと月前にシックな黒の装いでトークをされていたセクシーで魅力的な未映子さんのお姿を思い出しながら、このエッセイを読み終えた。<純粋野球試合>の誰ひとり気にも目にも止められず、街中で野球選手のすべての役をひとりで臨場感たっぷりに組み立て演じてみせる青年のこと、<わたしであり、あなたでなくちゃ>の人が決してかかわることのできない自分だけの領域をもつこと、<出会い、恋、劇場>の中学生のときに隣のクラスに

2017/11/28

nyanco

粉モンは、あまり食べないけど、ホットケーキは大好き、未映子さんらしいwあまりお料理が上手ではない未映子さんが書く「お料理地獄」、楽しかったです。今回は、もう少し子育ての楽しいエピソードがあるかな・・・と期待していたのですが、まだそこまではいかないようです。なんだか、とても大変で疲れていらっしゃる印象を受けました。初めての子育て、大変なことも多く、心身ともにお疲れなのかなぁ。「安心毛布」、美恵子さんの心と体をぎゅっとくるんで温めてあげて欲しい。 ゆっくりと子育てを楽しむようになれることを祈っています。

2013/04/17

風眠

川上さんのエッセイをはじめて読んだ。小説の雰囲気から、一途ではげしい人なのかな・・・と勝手に川上さんをイメージしていたのだけれど、ゆるっといい感じに力の抜けた人なんだなって、作品と素(に近い)の川上さんのギャップにホッとする感じ。独特だけど素敵な言葉で綴られた文章、叙情的なようでいてちょっとだけ面白い(ちょっと、っていうのがいい)。目次に並んだタイトルだけを読んでいくと、まるで散文詩を読んでいるかのようで、そのひと言、その一文に、選び抜かれた言葉を使っていることが感じられる。もぅマジで大好きです。

2013/05/03

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