ひたすら面白い小説が読みたくて - 文庫解説コレクション
ひたすら面白い小説が読みたくて - 文庫解説コレクション / 感想・レビュー
KAZOO
児玉清さんの死後に出版された本で最近文庫化されたものです。この中に紹介されている本は国内外の文庫の本で私も結構読んでいます。けれども児玉さんの読み方というかよくここまでの感想が書けるなあという感じです。エンターテイメント系が中心ですが本当に真摯に本に向き合っているという感じがします。
2017/06/02
kaizen@名古屋de朝活読書会
あさのあつこ『弥勒の月』 荒山徹『柳生薔薇剣』 上橋菜穂子『神の守り人』 北方謙三『鬼哭の剣』 幸田真音『日本国債』 佐伯泰英『攘夷 交代寄合伊那衆異聞』 玉岡かおる『天涯の船』 百田尚樹『永遠の0』 万城目学『鹿男あをによし』 宮部みゆき『狐宿の人』 和田竜『忍びの国』 有川浩『阪急電車』 市川拓司『弘海ー息子が海に還る朝』 トム・クランシー『容赦なく』 トム・クランシー『合衆国崩壊』 トム・クランシー『レインボー・シックス』 トム・クランシー『大戦勃発』 アダム・ファウラー『数学的にありえない』
2013/09/26
おいしゃん
児玉さんの文庫本解説を集めた一冊。児玉さんがカバーするジャンルの幅広さもビックリだが、それ以上に本への深い愛情にいちいち驚かされる。声をあげて爆笑したり、涙したり、主人公と共に理不尽に対し憤ったりするだけでなく、出てくる食べ物を作ってみたり、はたまた飛脚の姿に感動すると飛脚走りをやってみたり。本を全力で楽しもうというその姿勢、本好きの我々にとっては、神様と言っても差し支えないだろう。
2015/11/08
中玉ケビン砂糖
、趣味は読書です、と堂々と言えるくらいの読書家はクールで格好いい、それに関して、とあるエッセイのなかで坂口安吾が「文芸批評などどうせしょうもないことばかり言っておるのだから、これからは誰でも「感想家」と言うのがよろしい」という論旨のことを言っていて、まあ確かに文芸評論家など今や絶滅危惧種なのだが、面白い作品を難癖つけずに面白いとちゃんと言い、それを皆に紹介するのが感想家だとして、インテリぶる人間も感想家にくらがえして、そうすれば日本の文壇(というものがまだあればだが)もすごくハッピーな感じになる気がする、
2014/12/05
タックン
稀代の読書家の児玉さんの文庫セレクション。読んだことある本の解説読んだらその分析・解説の素晴らしさに脱帽しちゃった。本当に面白い小説のことが好きで好きでしょうがない様子がひしひしと伝わってきます。 国内編は時代小説が中心だからさくっと、海外編は読んだことのある巨匠の作品が中心だった。その中で(数学的にありえない)が気になったので借りて読んでみたい。
2013/07/07
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