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消滅 - VANISHING POINT

消滅 - VANISHING POINT

消滅 - VANISHING POINT

作家
恩田陸
出版社
中央公論新社
発売日
2015-09-24
ISBN
9784120047640
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消滅 - VANISHING POINT / 感想・レビュー

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starbro

恩田陸は新作を中心に結構読んでいる作家です。今日は仕事で遠出をしたので523P一気読みしました。恩田陸らしい内容で十分楽しめたのですが、ここまで頁数が必要だったのかは疑問です。また本作は新聞小説ですが、実際新聞紙面で完読した人はほとんどいないのではないかなぁという気がします。前衛的な舞台で取り上げると、面白いんでしょうネ!

2015/11/09

風眠

「この中にテロリストがいます」容疑がかかった11人。連行された閉鎖空間、それぞれの推理。内に秘めた事情と思惑。何かを「破壊」するのではなく、何かを「消滅」させるテロを企てているのは誰か?そして国家最高機密の人型ロボット・キャスリンの登場。彼女が狂言回し。ピノコか『ガラスの仮面』のお手伝いロボット・ルルを最高峰の技術で進化させると、キャスリンになるようなイメージ。緊張の合間に挟まれる笑いの匙加減が絶妙。ほっこりという言葉は好きではないが「ほっこり」な結末。でも冷静に考えると言葉の壁が消滅する未来は、怖い。

2016/05/24

つるちゃん0719

こんなに分厚いのに関わらず、すらすらと読めました、ワクワクというかドキドキした方が多く楽しい時間を過ごせました。しかし、オチが何とも言えず消化不良ですしたが…!

2017/10/12

紅はこべ

舞台は近未来っぽい。読者に名前が明かされる人物とそうでない人物の差はと考えていたのだが、それ程深い意味はなかったようだ。恩田陸らしい心理戦の舞台劇。「11人いる!」に鉄腕アトムが絡んだような。スコットはアサンジとスノーデンを合体させて、恩田陸好みに脚色した感じかな。

2016/10/04

hiro

恩田さんの新刊。予約していた図書館で借りたとき、この分厚さに少し驚いたが、軽妙な会話文が多く、長さをあまり感じることなく読めた。近未来の空港(羽田?)が舞台。超巨大台風が日本を襲うとしている直前、海外から日本に帰国してきた11人が、入国審査でテロリストの疑いをかけられ、別室へ連れて行かれる。さて、この中にテロリストがいるのか。そして「消滅」というキーワードは何を意味しているのか。閉じられた空港の一室での個性的な11人の会話が面白く、舞台劇にしたら面白そうだ。‘ぶっちゃけ’若い女が一番ユニークで面白い。

2015/10/17

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