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当確師

当確師

当確師

作家
真山仁
出版社
中央公論新社
発売日
2015-12-18
ISBN
9784120047954
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当確師 / 感想・レビュー

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ナイスネイチャ

図書館本。当確師という選挙コンサルタントの聖達磨が主人公。市長選挙で圧倒的支持率を持つ現職を打ち負かす物語。結局は支持団体の確保と事前根回しなのか?浮動票や無党派層なんて結局関係ないのか?だから若者は政治離れしていくんだなと。

2016/04/02

starbro

真山仁は新作中心に読んでいる作家です。首長選以外はほとんど選挙に行きませんが、選挙番組は思わず視てしまいます。本作は選挙の舞台裏が解り面白いですが、現実は魑魅魍魎が闊歩し、もっとドロドロした世界だと思います。著者は、あまりリアルに書きすぎると、身の危険に及ぶと感じているのでしょうか?もう少し踏み込んだ内容だと、もっと楽しめんたんじゃないかなぁ!

2016/01/18

まちゃ

当選率99%を約束する敏腕選挙コンサルタント・聖達磨。えげつない駆け引きや切り崩しを仕掛ける策士でありながら、「民主主義の主役は有権者」という理想主義者の一面を持つキャラ設定が面白い。選挙戦の舞台裏と勧善懲悪的なストーリー展開が楽しめる娯楽小説でした。

2016/05/15

Yunemo

「鷲津」という名の「経営コンサル」が、「聖」という名で「選挙コンサル」へ、そんな展開にすり替えて読了です。経済も選挙も、これが日本の現実、大きく間違ってはいないこと、直に感じさせてくれます。資本主義の中を勝ち残っていく、民主主義に生き、継続して生き残る、共通項が見い出せます。当確師でありながら、選挙でこの国を浄化する、という心底の想い、極めて合理的に進めながら、浪花節的気持ちも持ち合わせ。ノンフィクションでここまでできたらな、との想いが強まります。「千堂タマキ」とは違った意味で楽しまさせていただきました。

2016/01/03

あすなろ

真山氏選挙版ハゲタカと帯にある作品。緻密さと理想には共感はする。しかし、チョイと理想論に投じ過ぎてはないかなとも感じる。内容的には興味惹かれて読み終えるのだが、エッセンスも盛り込み過ぎてで跳ぶような感があるシーンも多かった気がする。少なくとも、もう少し頁数多くして書き込んでも良かったのでは。内容的には面白い。ま、なんであろうと、投票をしてから政治には文句と批評をしましょう、皆様!

2016/04/17

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