きみに贈る本
きみに贈る本 / 感想・レビュー
KAZOO
6人の中堅作家が自己の紹介を兼ねた自著の紹介と若い人にすすめる本計10冊づつを推薦しています。私は円城塔さんの作品しか読んだことはないのですが、海外から日本の古典までを含めて幅広い分野の本を推薦されていて参考になりました。宮本常一の「忘れられた日本人」、丸山眞男集、「岩波国語辞典」など私の愛読者などもあります。少しでも若い人に読んでもらいたい本が並んでいます。
2017/01/22
ケイ
アラフィフ佐川 アラフォー中村 アラサー朝井 といるから日本の文学界は大丈夫だと思った。3人の文学に対する考え方に頷く。特に、中村、朝井氏。薦めている本は全然違うが、考え方の根本は同じ。文学なので、好き嫌いはあってもなるほどこういう考え方もあるのかというふうに読んだ方が他者への想像力を養える(中村)自分が共感するものばかりに手をのばしていたら自身の何かを様変わりさせるような衝撃には出会えません(朝井)アラフォー円城氏も敢えて自分の読まない本をすすめている。山崎、窪氏の語りには興奮を覚えず。
2016/06/26
hiro
6人の作家が選んだ「きみに贈る本」。登場するは、『サラバ!』『ナイルパーチの女子会』のような最近の本から、『源氏物語』、『岩波国語辞典』とバラエティ豊かなのべ59冊(うち既読本9冊)。『我輩は猫である』『人間失格』『俘虜記』は2度、太宰治、谷崎潤一郎と北杜夫は2作品が登場する。中村さんの「カフカを読んだことのない作家に出会ったことがない」ということばに、さすが作家は違うと感心し、また選んだ作品がすべて21世紀の作品という朝井さんの選択に若さを感じた。もう一度『どくとるマンボウ青春記』を読みたくなった。
2016/05/29
みかん🍊
作家さんによるお薦めの本、流石に作家さんだけあったどれも読みやすく読んで見たい本がドンドン増える、既読本も未読本もあるが、遙か以前に読んだ本も再読したくなった、別の作家さんにより被って紹介されている本もある、よく分からなかったと思った本もまた再読すれば違った感想になる、若い頃分からなかった作品も今なら染み入る事もあるかもしれない、読メでもたまに面白くなかった本は共感出来なかったという言葉で表現してしまうが、共感できなくても自分の内面の幅を広げる事になるという様な事を二人の作家さんが書いていたが成る程です。
2016/12/06
ゆにこ
六人の作家さんが、お勧めの本を紹介してくれる。若者向けなので、皆さんがどのような本を読んで成長してきたのかが分かって面白かった。
2016/05/30
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