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谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー

谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー

谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー

作家
榎本俊二
今日マチ子
久世番子
近藤聡乃
しりあがり寿
高野文子
中村明日美子
西村ツチカ
古屋兎丸
山口晃
山田参助
出版社
中央公論新社
発売日
2016-11-08
ISBN
9784120049026
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谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー / 感想・レビュー

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麦ちゃんの下僕

読友さんのレビューで気になっていた本。恥ずかしながら谷崎潤一郎は全く読んだことがありませんので、入門編として。イントロダクション的な久世番子さんのを除いて、本書で紹介されているのは10作品。原作を忠実に再現していると思われるものから、漫画家さん独自の解釈でアレンジされているものまで、バラエティ豊かなラインナップになっています。中でも好きなのは、近藤聡乃さんの「夢の浮橋」…現実感のある世界がいつの間にか幻想へと変容していく様が見事!古屋兎丸さん「少年」&榎本俊二さん「青塚氏の話」は、内容も画も実に強烈です!

2021/03/16

さらば火野正平・寺

谷崎潤一郎全集の版元である中央公論新社の本。さすが執筆陣が豪華である。思えば私は谷崎を読んだ事が無かった。読んで驚嘆。まだまだ知らない世界ばかりである。有名なものには軽くでも触れてみるべしと再認識。久世番子の漫画だけは谷崎の女性遍歴話だが、『少年』『人間が猿になった話』『夢の浮橋』『飆風』『痴人の愛』『続続蘿洞先生』『青塚氏の話』『陰翳礼讃』『瘋癲老人日記』『台所太平記』が漫画に。どれも私が今まで知らない味である。直球変化球ある中、原作が読みたくなったのは山口晃の『台所太平記』(面白かった)。お薦めする。

2018/01/05

takaC

リビングのテレビ前に転がっていたので読んでみた。まあ谷崎小説が総じてアレだから漫画で描いても奇妙なのは変わりないけどあれこれ超直感解釈な気もする。

2017/08/10

ひめありす@灯れ松明の火

谷崎といえば大学の授業でお世話になりました。耽美なものが中心の講義だったので、そうでないものに触れる機会はまだ二度目だったりします。妹と兄の男と女だからなのか、なかなか伝わらないもどかしさを描く「人が猿になった話」分かり合えないって悲しいことね。久世さんの谷崎シスターズはさすがの出来。「よちよち文藝部」でも触れていたのが更に面白くなっていました。あとは山田さん、これは原作も読んでみなくちゃ!谷崎というと耽美な物ばかり有名ですが、そうでないものはじわーっと良いお話が多いみたいなのでそちらを読んでみたいです。

2017/02/05

ゆかーん

谷崎潤一郎氏の作品を読んだことがないので、とりあえず漫画から入ってみようと手に取りました。個性豊かな漫画家とのコラボに、理解できるものもあれば、よく分からないものもありましたが、共通しているのは「エロい」ということでした。彼が沢山女性を妾にしていたのは有名ですが、こんなにも男女の話を書いた人は他にいない様に思います。今回面白かったのは「夢の浮橋」という作品です。子を想う母の複雑な心境が、上手く描かれています。漫画をきっかけに何か読もうと思ったのですが、何を読んでいいのかますます分からなくなりました…。

2017/04/02

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