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潮風エスケープ

潮風エスケープ

潮風エスケープ

作家
額賀澪
出版社
中央公論新社
発売日
2017-07-19
ISBN
9784120049934
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潮風エスケープ / 感想・レビュー

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ナイスネイチャ

図書館本。先祖代々伝わる伝統や歴史を自分たちの代で絶やさない為に子供たちに押し付ける。島から一歩も出ていない娘でしか神女の資格がないというしきたりに悩む子供たちの葛藤を描いてました。親の家業を継ぐという悩み、しかも廃れていくことが判っているのに自分で終わらすことができない。中高生にはなかなか決断しづらいという所もあり、なかなか読んでいて考えさせられました。

2017/09/10

おしゃべりメガネ

デビュー作からしっかりと読み続けている額賀さん作品ですが、今回も'らしさ'がしっかり滲み出ていて、改めてこれかも楽しみな作家さんだというのを認識しました。話は島の伝統、歴史を護るために島の人間、特有の思いがつづられており、中盤までは正直ちょっと馴染みにくい展開でしたが、運命に逆らえずに従おうとする神女の子が正直なキモチを語り始めてからが加速します。相変わらず出てくる人物、それぞれに影やクセがあったりする描写は額賀さんならではの感じです。ダークな感じがしながらも、最後はキレイにまとめてくるのは流石でした。

2017/09/10

のり

深冬は、大農家の一人娘。先祖代々受け継いで来た土地・風習から逃れたくて、難関の附属高校に進学し実家を出る。高校は大学と連携して研究活動に力を入れており、12年に1度開催される祭を調査する為に最南端の島へ。島で柑奈と出会うが、互いに印象は最悪。伝統を厳しい条件の元、守ろうとする柑奈と否定する深冬。次第に打ち解け成長していく二人のしがらみが解けた先には、新たな道が拓かれる。若い恋愛模様もぎっしり満載。

2017/12/13

伝統や風習を押し付けられる人生、上手く馴染めない友人関係。そんな中でどんな生き方をして行くのか、重たさと爽やかさが入り混じった青春小説。登場人物に好感が持てずいまいち入り込めなかったけど、ラストは悪くない。

2020/02/11

ダイ@2019.11.2~一時休止

実在する秘祭を基にした青春もの。いろんなしがらみから逃げるのか守るのか?そこが問題です。

2018/01/26

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