父より娘へ 谷崎潤一郎書簡集-鮎子宛書簡二六二通を読む (単行本)
父より娘へ 谷崎潤一郎書簡集-鮎子宛書簡二六二通を読む (単行本) / 感想・レビュー
めまい
戦時中だからこそなのか、父谷崎の手紙は細やかな気遣いに溢れていて思ったより感動した。でも昔の日本人ってこうだったかも。作家関係の人物以上に、親戚であるとか、誰々の子ども、女中さんなど、身の回りの人たちの名が多くあがり、生活の中で谷崎がどんな関係を結んでいたのかが浮かび上がってくる。やっぱり家長色の強い男だなーと思いながら読み終えた。
2024/11/19
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