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銀座の紙ひこうき (単行本)

銀座の紙ひこうき (単行本)

銀座の紙ひこうき (単行本)

作家
はらだみずき
出版社
中央公論新社
発売日
2019-08-20
ISBN
9784120052262
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銀座の紙ひこうき (単行本) / 感想・レビュー

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starbro

タイトルに魅かれ、読みました。はらだ みずき&紙卸専門商社の物語、初読です。著者の半自伝的作品、紙卸専門商社青春恋愛譚の佳作でした。ペーパーレスが叫ばれて結構な期間が経っていますが、当面なくならないと思います。蛇足ですが、東銀座は、本来銀座ではありません。木挽町です。

2019/10/24

fwhd8325

学生時代の数年間を銀座でアルバイトをしていた私は、この場所は特別な場所です。東京の中心であれば、それは日本の中心だと思います。そして当時の銀座には、町中に風格があったと思います。物語に登場する場所やお店には思い出もあります。それよりも、この時代に会社って、大人がたくさん居たと気がつきます。今が殺伐としているとまでは言いませんが、縦の関係がいい意味で機能していたんだと思います。懐かしかったり、あのときこんな関係があったりと考えたりして、途中、何度も涙があふれてきました。いい作品に出会えました。

2019/12/23

ゆみねこ

意に染まない就職で、銀座の紙を扱う商社に就職した・神井航樹。新米サラリーマンとして、懸命に頑張る姿にじわっと感動が。「紙から本は作られる」、紙の本を愛する皆さんにお薦めの1冊です。

2019/09/08

けんとまん1007

ものごとは、単純には進まない。それぞれの思いが交錯することは、当たり前のこと。それでも、地道に取り組むことで、先が変わる。本は紙。材質、質感、用途・・いろんなものが異なる。だからこそ、合うものを・・・・と。そして、これは、人自身にもかかわること。明日への変化。

2019/11/24

ジュール リブレ

平成が始まる頃のお話。学生から新入社員になって銀座の紙問屋に勤める航樹の成長譚。今もある銀座のライオンビアホール。今はなき旭屋、近藤書店、洋書のイエナ。居酒屋の三洲屋には、ついこの間、行ったな。おでんのお多幸は、ここにはなくなってしまったな。街も生きていて、少しずつ変わっていく。自らの人生を自分の意思で歩いて行った姿は眩しい。そして、本は紙で出来ている。確かに、その通り。

2019/11/17

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