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気がつけば、終着駅 (単行本)

気がつけば、終着駅 (単行本)

気がつけば、終着駅 (単行本)

作家
佐藤愛子
出版社
中央公論新社
発売日
2019-12-06
ISBN
9784120052538
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気がつけば、終着駅 (単行本) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

佐藤愛子96歳!愛子先生が【婦人公論】に執筆したエッセイの抜粋と対談。「前書きのようなもの」で、『力みながら、やっぱり私も流されて来ています。「生きる」とはそういうことなんです。』と言っておられます。初エッセイから55年。エッセイや小説を通して大好きな愛子先生。涸れてきているそうです。『死ぬことがイヤでなくなった』そうです。それでもやっぱり私の中の佐藤愛子はブレずに真っ直ぐ、『佐藤愛子道』を発信して欲しいです。

2020/01/10

みえ

何年も前のエッセイも載ってるんだけど、後半は最近に近いので、その辺りを読んでるうちに(波瀾万丈な人生の佐藤さんに刺激を受け)私も頑張ろうと思った。

2020/08/12

Take@磨穿鉄靴

佐藤愛子氏。95歳の時の著。発言する内容はともかくとして生きてることがまずすごい。それだけで一読の価値あり。ソクラテスの妻の話や死生観についての話は面白かった。執着から離れるという点で私の考える終末期に近く理想的でもある。その他共感出来る点が多々ある。著者が言うように現在の価値観について思うところがあるが言っても仕方がない。そういう時代の流れ。まあそんなんも含めて私はゆくゆくは手のひらを上に向けて何にもとらわれずに逝きたい。その為に今は必死に生きたい。この世界にいる時間はあとどのくらいだろうか。★★★☆☆

2022/06/04

Shoji

前半は著者によるエッセイ。「波瀾万丈人生篇」と「老いの心境篇」の二章構成です。一人目の夫が薬物中毒、二人目の夫が借金を残して失踪とまあ本当に波瀾万象の人生、そして「死なないから生きている」と仰る著者の老いらくの境地が綴られています。人生を刻んできたがゆえの言葉にしみじみと感じ入りました。後半は、工藤美代子さん、橋田壽賀子さんとの対談です。こちらは淡々と読み流し。

2020/04/18

あつひめ

いや、本当にお元気で。書くため、生きるために再婚しているような、逆境の中にこそパワーの源が隠されているとでもいおうか。とってもサバサバしているように聞こえるが、ねちっこいところもあるのかなぁ。怒りのパワーを旦那さんにぶつけまくるような。昭和時代は相当生き辛かったことだろう。でも、気にしてなかったかな?佐藤さんと遠藤さんのやり取りもとても面白かったけど、佐藤さんと橋田さんのやり取りもまた良い。物のない時代から物があふれ便利な道具があふれる時代までこのお二方は書き続けていらした。人の心というものを筆一本で。

2024/11/05

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