夢幻 (単行本)
夢幻 (単行本) / 感想・レビュー
とん大西
『麒麟がくる』を挟んでの読了だったので、人物像や世界観が少々錯綜ぎみになってしもうたょ(^o^;)。主人公は王道中の王道、家康と信長、ときは桶狭間から本能寺まで。両雄の勃興期から成り上がりのプロセス。成功者は結果論。葛藤に懊悩に右往左往。それは一武将として、家長として、人の親として…。耐えるばかりできゅうきゅうしている家康は再来年の松潤家康のイメージかもしれません。ところで、本作の光秀は『麒麟』とは程遠いのんびりやさんでした。それでも本能寺の変は暗躍すべき人が暗躍して…うん、巧みでしたね。
2021/02/07
ポチ
あまり目新らしさは感じなかったが読み易く、信長・家康を知りたい方には、こんな見方もあると思わせてくれる作品。
2021/02/16
雪月花
上田秀人氏の著書は初読み。戦国時代に興味があるのと大河ドラマ『麒麟がくる』の影響もあり、織田信長と徳川家康にスポットが当たるこの作品を今読めたことは良かった。第一部「夢の天下」は家康を第二部「幻の天下」は信長を描き、夢と幻で『夢幻(むげん)』というタイトルになっていることがわかる。どちらの部も本能寺の変で始まり本能寺の変で終わる構成。武将たちの名前が「織田左近衛権中将信忠」というふうに官位も入れて書かれるので、読みにくい傾向があるが、じっくり読むと勉強になる→
2021/01/30
ガットウ
★★★3.8点。真正面から家康と信長を描いていて、今更な所もありますが、文章も読みやすく結構楽しめました。
2021/02/12
mitubatigril
信長と家康の両武将がいかに本能寺の変に辿り着くまでを描いてある。最初は今更感の家康に信長の越し方が少しつまらなく思っていて家康の方はちょっと腹黒家康の片鱗があったが特に新しいは感じなかったが信長の方は最初こそ定説に沿ってる感じがするけど息子との関わり方など少しは新しい感じだったけど本能寺が近づいて来ると中々の説にワクワクして成る程そうきたかと思えニタニタしてしまいたくなる。 近衛前久恐るべし。
2022/05/16
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