当確師 十二歳の革命 (単行本)
当確師 十二歳の革命 (単行本) / 感想・レビュー
あすなろ
真山氏の当確師シリーズ。これはまた3作目も出るのでしょうか? さて、本巻は12歳の少年を何と⁈ 総理大臣にしたいと国政に送り出そうという試み。正直非礼ながら漫画っぽさも仄かに感じるエンターテイメントなのだが、面白く読了。今の閉塞感ある世の中と閉塞感感や行き詰り感ある政界において、こうした秀逸で純な12歳の主張がなされ、政界がガラリと変わったらどうなるのだろうなんて面白く感じた。そして、87歳もそこに絡んでる事が更に良いのだ。長野 諏訪を舞台として展開される辺りが真山氏らしさとリアルさがあってまた良い。
2021/04/30
まちゃ
当選確率99%から「当確師」と呼ばれる選挙コンサルタント・聖達磨シリーズ第二弾。一癖も二癖もある政治家や政治屋たちの駆引きが面白い選挙エンタメ、あっという間に読了。今回は、強権的な総理大臣を、その座から引きずり下ろすため、総理を選挙区で落とすというミッション。現職総理を打ち負かすなんて、総理側の大失態か、とてつもなく魅力的な候補者の擁立か。驚きの選挙戦の開幕
2021/03/19
しゃが
当選確率99%という選挙請負人「当確師」、今どきはおしゃれにコンサルタントという。聖達磨に、世襲制で坊ちゃんの強権的な総理大臣を、対立候補を擁立し選挙区で落とすという多額で新たな依頼が…。ラストには意外な展開が。前作を知らずに、TVドラマを観て手に取ったが、映像のほうがはるかに面白かった。もっと当確師がどんどんと策を講じながら、裏の裏を行くような展開を読みたかった。
2021/01/25
Yunemo
今回は当確師聖達磨の活躍というより、12歳の少年誉の人物像、人間として最も聡明で無垢な時期を世の大人達が良い或いは悪い意味で、利用したという結果なのかな。全体的に見て各登場人物が何となく印象薄く表現されてます。藤森、メリル然り、絶対的な影響を及ぼすのかなとの想いが崩れました。結局のところ諏訪人の誇りが主となった展開に。欲を言えば、聖のブレーンの裏の活躍をもっと表に出して欲しかったかな。手段を選ばずにという面ももう少し。聖自身の活躍という面ではあっさりし過ぎて残念との想い。前作のほうが読み応えがありました。
2021/01/30
kei302
忖度の次は弁える。わきまえる。ハゲタカの頃の鋭さは少ないがエンタメ的で面白かった。
2021/02/11
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