科学と倫理-AI時代に問われる探求と責任 (単行本)
科学と倫理-AI時代に問われる探求と責任 (単行本) / 感想・レビュー
jackbdc
前野隆司氏のパートは発想が新鮮でユーモアがあり楽しく読めた。AI時代の科学技術倫理をテーマにしたエッセイ風の寄稿文。印象に残った点2つ、1.忙しさは加速するか:人類の歴史を鑑みて、狩猟採集→農耕文明→産業革命→昨今のICT化まで、全体最適のために個人の生活様式の最適は犠牲になっており、この傾向が今後も続くのではないかという洞察に同意。2.人類保護区:仮にAIに支配される世となってもAIに人と似たような心があれば、AIは利他的であり人類を滅亡させず、保護区位は作るのでは?という発想が変にリアルで面白かった。
2021/08/31
Bevel
既存の枠組みにとらわれない議論をやるふりだけしてるという感じ。(そういう分野があるのは理解するけれど)文章の水準として学術未満に見えてしまうし、かといって未来を描く気概も見えない。。
2022/12/10
Masako3
★★☆ 13人の日本の倫理学や科学史の専門家が、それぞれのトピックで倫理を語る.デカルトやカントなどの倫理学からAIが故人の擬することの是非、生命工学まで幅広く,また粒度も様々だ.
2021/04/03
Go Extreme
社会に開かれた研究倫理:3・11以後の科学と倫理 ロボット三原則と科学者三原則 科学者の社会的責任―専門知の失敗と責任システム これからの生命・AI・宇宙時代:合成生物学の倫理とデュアルユース性 感染症の科学と倫理 遺伝病医療の倫理 AI時代の科学技術倫理 本人らしさの探究と演出―人工知能技術によるよみがえり 人類の生存と宇宙進出 文化としての科学倫理思想:科学の創造性と倫理―ベーコン的科学 原子爆弾と聖断 宗教由来の倫理は科学の倫理に応用できるか―嘘・捏造をめぐる考察 エコロジー思想の起源とその両義性
2021/03/21
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