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幸福とは何ぞや-増補新版 (単行本)

幸福とは何ぞや-増補新版 (単行本)

幸福とは何ぞや-増補新版 (単行本)

作家
佐藤愛子
出版社
中央公論新社
発売日
2022-09-08
ISBN
9784120055706
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幸福とは何ぞや-増補新版 (単行本) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

佐藤愛子先生はご健在です。が、既読のタイトル作があるので、今増補新版として痛快問答を増補し出版社も変わって刊行されているのは大人の事情でしょうか?それでもやっぱり私は愛子先生の言葉が好きだ。今は「あきらめられないと、いつまでも不幸です」という言葉がストンと腑に落ちている私です(笑)

2022/10/02

油すまし

欲望を経つにはどうしたらよいかとよく聞かれるけれど、そんなことは自分で考えろ、なんでも人に訊くな、と言いたい。まあ、いろいろな苦しい不如意を経験すれば、やれ金がない、やれ老後が心配だと言ったって、「それがナンなんだ!」という気持ちが自然と湧くものですよ。経験は人を鍛えて強くしてくれます、とあり、良寛の言葉「欲がなければ一切足る、求めるところあれば万事窮す」が紹介されている。欲望が多いとは自分で思っていないけれど、なんかガツンと来た感じ。人間関係のあれこれに悩むのも欲望だよねって。

2022/12/30

しのさー

冒頭「そもそも人生とは苦難に満ちたもの」に背すじが伸びる 「書くことの醍醐味」では「こういう人物を書こうと決めても、書いてるうちにその人物の違う面が出て、わかってるつもりだったのに、わかってなかったことがわかる。それが私にとって書くことの意味。ストーリーを作って人物を当てはめる書き方は出来ない」とあって著者の小説を読みたくなる 著者が子どもの頃の正月は、女の子は晴着を着せてもらい「ふく笑い」をしていた様子を読んで、私も子ども頃、正月におばあちゃん家に着物を着て行き坊主めくりをやったのを思い出した懐かしい

2022/10/29

ただぞぅ

「幸せとは何ぞや」という問いに、自分で好きなことを見つけて、目標ややりがい見出す。自分に課した仕事を果たせたとき、それを幸せな状態だという。何もない平穏な日々もいいが、気楽すぎると身が萎えてしまう。生きていく上では程々のストレスが必要なことだと感じた。また年齢を重ねるにつれ出来ないことも増えてくるが様々なことを受け入れる力を持つことや物事を俯瞰してみることが出来るようになることが年寄りの強み。そして人生は自分の力で生きていくもの。戦争を体験した世代は、どんな事態になっても生き抜く力が備わっている気がする。

2023/02/12

しおこ

サラッと。最近の著書はほぼ読んでるからか内容はわりと同じ感じ。苦しむことが人生であるという考え方ならこの苦しみも運命なのだと思えるようになる。文字が大きめで読みやすい。この方の本読むとあー時代が変わっているなあと思わされる。

2023/02/11

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