作家の証言 四畳半襖の下張裁判-完全版 (単行本)
作家の証言 四畳半襖の下張裁判-完全版 (単行本) / 感想・レビュー
ぐうぐう
「四畳半襖の下張」裁判において、法廷に証人として立った作家達の証言をまとめている。これがすこぶる刺激的で痛快で奥深い。証人に立った作家達は、まず被告の弁護人から自己紹介を含め、自身の作家歴を披露させられる。弁護士は文学に関して素人であるから、実に丁寧に詳しく聞き出すのだが、そのおかげで各作家の文学観がとてもわかりやすく伝わってくるのだ(あるいは、自己を語らせることで作家論にもなっている)。本書の編集人で、裁判では特別弁護人を務めた丸谷才一が「さしずめ、「現代日本文学全集」の趣」と称したのが(つづく)
2023/05/09
chuji
久喜市立中央図書館の本。2023年1月初版。「作家の証言 四畳半襖の下張裁判」1979年10月 朝日新聞社刊に短編「四畳半襖の下張」を収録し、完全版としたもの。この裁判は約半世紀前のもので、オイラは高校生でした。当時は「四畳半襖の下張」を読みたかったが、目にすることが出来ず、半世紀たち読了出来ました。口語体で読みづらい文章でしたが、今ではちょっとエッチ?という感じでしょうか。作家の証言は皆さん個性が出ていて面白かった。
2023/03/15
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