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女子マンガに答えがある-「らしさ」をはみ出すヒロインたち (単行本)

女子マンガに答えがある-「らしさ」をはみ出すヒロインたち (単行本)

女子マンガに答えがある-「らしさ」をはみ出すヒロインたち (単行本)

作家
トミヤマユキコ
出版社
中央公論新社
発売日
2023-05-10
ISBN
9784120056550
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「女子マンガに答えがある-「らしさ」をはみ出すヒロインたち (単行本)」のおすすめレビュー

結婚=幸せ?人生のハッピーエンドって本当にあるの?人生の岐路に立った時は『女子マンガに答えがある』

『女子マンガに答えがある「らしさ」をはみ出すヒロインたち』(トミヤマユキコ/中央公論新社) 多すぎる選択肢の前で身動きがとれずにいる読者のために女子マンガがある。 『女子マンガに答えがある「らしさ」をはみ出すヒロインたち』(トミヤマユキコ/中央公論新社)の序盤の文章だ。目にした瞬間、「ああ、今の私もそうなのかもしれない」と力が抜けていくような感覚に陥った。 今年、夫が海外赴任をすることになり、キャリアを一度手放してついていくのか、東京でひとり住まいの部屋を借りるのか、実家のある大阪に住民票を移すのか、悩みに悩んで、「もう選びたくない」と叫びそうになった私に語りかけてくるような言葉だった。 「女子マンガ」とは「少女マンガ」ではない。女子マンガ研究家の小田真琴さんが雑誌『FRaU』(講談社)の特集で「絶望を知ってしまった少女たちが、現実を肯定し直すため」に読む漫画のことを「女子マンガ」と名づけ、以降女子マンガや大人女子マンガといった括りが生まれたという。自分と同じような悩みをかかえる等身大の女性たちは、何もかもを許容してくれるヒーローによって救われる少女漫画…

2023/5/26

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女子マンガに答えがある-「らしさ」をはみ出すヒロインたち (単行本) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

とよぽん

私は滅多にマンガを読まないので、この本についていけるのだろうかと心配しながら読み始めた。作品例としてたくさんのマンガが挙げられ、登場人物(特にヒロイン)の生き方や感性、他の登場人物との関わりなど、著者の縦横無尽の分析が歯切れよく述べられて面白かった。こんなにも奥が深い作りなのかと驚いた。巻末に山本美希さん(マンガ家、筑波大准教授)との対談が載っていて、それも豪華付録のような気がした。「答えがある」って、何の答えなんだろうと思ったのがきっかけだったが、この出会いは思いの外 Big だった。

2023/11/27

akihiko810/アカウント移行中

女子マンガを紹介し、そこから「女の生き方」を考察するコラム。印象度B+  面白い女、たくましい女、貧しい女、養う女、老いた女などなど…、女の生態を女子マンガから読み解く。著者は安野モヨコ「ハッピーマニア」が好きなようで、作中3回も登場紹介されていた。他、「のだめ」「逃げ恥」「傘寿まり子」など、私も読んでた傑作女子マンガは大体登場する。 あと今のところ、「成長する」「戦う」男性向け漫画よりも、女子マンガの方が肩肘張らない「等身大な生き方」を提示する作品が多いのは確かであると思った。

2023/08/25

assam2005

昔読んでいた少女漫画達。作者が込めた「女として生きていく」ためのメッセージを私達は知らず知らずのうちに受け取っている。主人公のタイプ別に作品を紹介しながら、分析し、そのテーマを語る。時代と共に主張させる女性像が変化していく。はいからさんが通る、ガラスの仮面、きみはペット。そして、幸せもが多様化時代へ。けど、結局「おもしろい!」と思えたらそれでいいじゃないか、面白さを分析するのは、読み手として何となく野暮な気もしなくない。作る側はそれが必要だろうけどね。

2023/08/16

satobo

漫画にでてくる女子達から恋愛、友情、人生まで学んでみようというエッセイ本。著者のトミヤマユキコ氏は漫画研究家であり、大学の准教授で漫画について講義したりと漫画愛に溢れている。高橋留美子さんや槇村さとるさんの漫画は斬新だったし面白かった。今ではドラマや映画の原作にもなる漫画、クオリティ高いし日本の文化だよな。漫画を貸し借りしたり、感想言い合ってた青春時代を思い出した。

2023/11/07

ごへいもち

読んだ漫画についての記述だけ

2023/08/25

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