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ドストエフスキイ (中公新書 338)

ドストエフスキイ (中公新書 338)

ドストエフスキイ (中公新書 338)

作家
加賀乙彦
出版社
中央公論新社
発売日
1973-01-01
ISBN
9784121003386
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ドストエフスキイ (中公新書 338) / 感想・レビュー

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i-miya

2011.10.10 (カバー) 不世出の天才、ドストエフスキイの文学。今日もなお多くの読者に読み継がれ、魅了してやまないその文学。作家、精神医学者として文豪の創造の秘密を解明。(1)度重なるてんかん発作、(2)極限、死刑囚体験、(3)惨殺された父親。それらの作品への影響、創造と狂気。

2011/10/10

i-miya

2011.11.18 Ⅰ.二回の発作、癲癇。 ◎『白痴の構造』 (1)ラゴージンの目前、(2)ムイシュキンとアグラーヤの婚約披露宴で。 発作で壊れる婚約。のっぴきならぬ体験が小説に。癲癇=『白痴』、死刑囚体験=『死の家の記録』 夏目漱石やカフカについて、精神病や創造の問題を研究。芸術家の創造の病理-病跡学。◎病跡学への関心。 ゴッホ、芥川では研究はある日本。

2011/11/18

Hiroshi Nishina

精神分析という観点からドストエフスキーの人となりそしてそれが彼の作品にどのような影響を及ぼしたのかを分析していく。

2014/01/13

wei xian tiang

本書を読みたいばっかりに、またネタバレならんように新潮文庫に入っているドストエフスキーを探して全部ブックオフで買って、一通り初読が終わったので、やっと読めた。その基礎工に五年かかった。ふう。本書は面白く一気に読む。これを絶版にする中公の了見が知れねえ。執筆当時(1973)はまだサイコパスという言葉が一般的でなかったのかな。

2013/09/26

Naota_t

★3.2特に“癇癪”をもつことについての言及が続く。今まで、ドストエフスキイの作品には「リアリティ」にこそ特徴があると思っていたけれど、「犯罪者の立場としての小説」という意味でとても価値があることが分かった。まさにフロイトの夢診断や、ロンブローゾの生来的犯罪人説が検証されており、精神科医から見たドストエフスキイはとても興味深かった。中公新書らしく読みごたえもあり。ドストエフスキイ作品を読んだことがあるのであれば、是非読むことをお勧めします。

2016/02/29

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