愛の幻想: 対人病理の精神分析 (中公新書 497)
愛の幻想: 対人病理の精神分析 (中公新書 497) / 感想・レビュー
佐島楓
フロイトの精神分析を中心として、さまざまな精神病理的な愛情のかたちを探ったもの。川端康成や宮沢賢治なども引用されており、作品に親しんできた身としては納得できる部分も多かった。漱石の三部作がエディプス的だというのは私の発想になかったな。
2013/08/10
フェリシア
異常な行動を示した人たちを分析することによって、愛が形成される本質に迫る。専門的な話も多いが、異常性愛についてもなぜそういう行動をするようになったのかというのがあくまでも学問的に取り上げられていて、おもしろい。
2009/11/12
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