アカデミー賞: オスカーをめぐる26のエピソード (中公新書 964)
アカデミー賞: オスカーをめぐる26のエピソード (中公新書 964) / 感想・レビュー
mfan4703
1927年のアカデミー賞創設から1989年までのエピソードを紹介しています。賞の創設に最もかかわったのは、当時MGMの副社長だったルイス・B・メイヤーで、目的は組合対策だった。1927年の第一回アカデミー作品賞は「つばさ」、主演男優賞はエミール・ヤニングス、主演女優賞はジャネット・ゲイナー。像が"オスカー"と呼ばれるようになったことには諸説あるが、有力なものは、アカデミー協会で働く女性の職員が、「私のオスカー叔父さんにそっくり」と言ったことだとか。数々のエピソードが興味深いです。
2016/08/05
ユウユウ
エピソードにはことかかず
2022/02/11
fritzng4
再読。90年刊行。先日読んだエマニュエル・レヴィ『アカデミー賞全史』が参考文献に上がっていることもありつい最近読んだなと思う記述も多いのだが、こちらはもっと軽いエピソード集として読める。最後の章に「名スピーチ」がまとまっていて嬉しい。
2024/03/23
sudden death
アカデミー賞の歴史と受賞にまつわる裏話。受賞したことによってその後キャリアを築くことができなかった俳優たちの話、演技部門での賞の「取りやすい役柄」やコメディ映画全般に冷たいという側面などが興味深かった。
2017/01/21
ギルヲ
昔の映画も好きなので本当に楽しく読みました。論評を控えて敢えてエピソードの羅列にしているところが素晴らしい。この中では特にビリー・ワイルダーのスピーチ。知ってたけど、改めて読んで泣けた。87年くらいで止まってるのでその後のエピソードとかも知りたいものです。探せばその手の本はあるのかな。
2015/09/11
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