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父親力: 母子密着型子育てからの脱出 (中公新書 1630)

父親力: 母子密着型子育てからの脱出 (中公新書 1630)

父親力: 母子密着型子育てからの脱出 (中公新書 1630)

作家
正高信男
出版社
中央公論新社
発売日
2002-03-01
ISBN
9784121016300
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父親力: 母子密着型子育てからの脱出 (中公新書 1630) / 感想・レビュー

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ビイーン

本書を読んでも具体的な方法は分からなかった。だからどうすればいいのさ!そうか、自分で考えろ、ということかも。

2017/06/23

Kentaro

そもそも日本では、子供は伝統的に血の繋がった家族との密な交流よりも、流動が激しい地縁共同体の中、比較的大勢の大人との関わりのなかで社会化を遂げた。 母性が子供にとって安心して寛げる居場所を提供する役目を果たすのに対し、父性は、居場所の外へ連れ出す仕事を果たせなければならないが、その役目が果たせていない場合が多い。 父親とのコミュニケーションがうまくない子供は、父親から発達に必要なものを吸収する機会を失う。 いくら生まれ育った環境に不満なく心地よくとも、いつか巣立たねば一人前とは見なされない。

2019/01/12

makimakimasa

転勤した上司が置いていった本。あと1ヶ月半で父親になるので読んでみた。子供の原体験や社会的発達を人の死や野性に絡めた論考がまずあり、父の役割に関する話は3章途中から。声の高さや抑揚により男女で子供に対するコミュニケーション機能が異なる。共感と安心感の母性と比べて、周囲の危険に注意を向けさせつつ、外界に踏み出し社会性と自己認知(他者の目という意識)の獲得を促すのは父性こそ重要という。家庭に2人の母親は要らないと(子持ちレズカップルへの言及や配慮は特に無い)。闇雲なストレス回避は挫折と成長の機会を奪い逆効果。

2020/05/11

Ichiro Toda

随分と昔の新書だが、現在にも通じるものがあると思う。なぜ母親中心に子育てがなりやすいか、そして父親の影響は子育てにどのように出てくるかなどデータに基づいて述べられているので説得力がある。ただデータから出て来る結論には頭をひねるようなものもあり、さらに言えばデータ自体も少し雑にできているのでそれだけではなんとも言えないのでないかと思う部分もあった。しかし全体的に論理的な語り口となっており、何回も読無価値がある気がする。父親の役割はその家によるのではないかと思っていたがある程度の定型があることを知った。

2014/05/07

takao

ふむ

2023/02/16

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