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こまった人 (中公新書 1819)

こまった人 (中公新書 1819)

こまった人 (中公新書 1819)

作家
養老孟司
出版社
中央公論新社
発売日
2005-10-01
ISBN
9784121018199
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こまった人 (中公新書 1819) / 感想・レビュー

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さきん

バカの壁と同様に世の中の出来事を著者の経験と照らし合わせて考察していく。当たり前は時代によって変わるので、当たり前自体あまりないと感じる。もしかして、戦前まで変わらなかった当たり前があったかもしれないが、そこから社会は大きく変容してしまい、今も変容し続ける。それについてこれなくなる人がたくさん出てくるのは当然のように感じる。

2017/02/09

ユズル

ずっと軽めの本を読んでいると、時おりチャレンジしたくなる固めの本。はい、私には難解でした。が、軽くハリー・ポッターとかディスってて笑えました。

2016/02/08

ハイランド

昔は話し好きの年寄りが近所に必ずいて、忙しい中誰かが話し相手になってやった。困った爺いだと思いながらも、長い話の中で一つ二つは、なるほどと思う知恵があったからである。現代はとにかく忙しい。コミュニティも崩壊しているので、年寄りの長話につきあう人は殆どいなくなった。年寄りの知恵はかくして断絶して失われつつある。養老先生の随筆は、そんな年寄りの長話に似ている。当たり前のこと、役に立たないことの中で、時々きらりと光る知恵があったりする。そんな効能がこの本にはあるような気がします。

2014/07/04

yutaro sata

身体を信用しよう。自分なんてなくなりようがない。だってそこにあなたの身体があるから。仕事は穴を埋めること。とか、おもしろい。

2022/05/15

阿部義彦

養老孟司さんの自分で書いたエッセイ集。思えばこの「何の役にたちますか?」が私の一生の敵だった。うーん凄く良くわかるなあ、そもそも解剖学そのものがそういう意味合いを素人には連想させるもんなあ。そういう意味では私の趣味の音楽鑑賞も読書(実用書なんか興味無いよ作り物が好きなのだ!)もそのようなものですね!それが文化だなんて、大きい事は言いません。仕事の合間に自分の好きな事をしたいだけ、 本当にこの歳になると他人のどうでも良い事自体に無関心どころか積極的に避けて自分の残された時間を有効に使う事が優先されます。

2015/10/28

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