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悪の引用句辞典 - マキアヴェリ、シェイクスピア、吉本隆明かく語りき (中公新書 2226)

悪の引用句辞典 - マキアヴェリ、シェイクスピア、吉本隆明かく語りき (中公新書 2226)

悪の引用句辞典 - マキアヴェリ、シェイクスピア、吉本隆明かく語りき (中公新書 2226)

作家
鹿島茂
出版社
中央公論新社
発売日
2013-07-24
ISBN
9784121022264
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悪の引用句辞典 - マキアヴェリ、シェイクスピア、吉本隆明かく語りき (中公新書 2226) / 感想・レビュー

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harass

読メユーザーのレビュから題名を覚えていた。まえがきの引用ということについてが気になって借りたのだが、思っていたのと内容が違う…… 新聞に連載されていた『世相を斬る』コラムをまとめたものだそうだ。2007年ぐらいのものらしい。まえがきだけ読んで返す。いろいろ言いたいが、こういう本はもう飽きてるんで。メモ:欧米の教育で引用というものを学ばせるのは聖書読解の伝統の影響だという。『欧米人には「言葉はすべて他人(じつは神)の言葉」であり、人間のオリジナリティは言葉の運用の部分にしかないという認識があるのだ』

2017/02/24

傘緑

「フランスの文系バカロレアで重視されるのは、ディセルタシオンと呼ばれる論述試験の中でどれくらい引用をたくさんしかも効果的に行えるかということである…欧米人には『言葉はすべて他人(じつは神)の言葉』であり、人間のオリジナリティは言葉の運用の部分にしかないという認識がある…物書きのオリジナリティというものは、他人からどのような引用を行って、それをどう並べて…それをどう解釈するかということに尽きる」文章のほとんどが引用で、著作権はもとよりオリジナリティが存在しないことを断言してる私には座右に据えたい心強い引用句

2017/02/18

かるかん

言い過ぎていたり、見当違いな箇所も見られたが、なかなかに的を射ている記述が多かった。 また、今後の動向についての予想は当たっているものが多く、感心させられた。

2014/12/17

nbhd

鹿島さんのノホホンとした知のあり方に惹かれる。「世界のだいたいのことは、すでにプラトンが考えていて、世界のだいたいの感情は、すでに夏目漱石が経験している」と僕は考えているところがあって、つまり、だいたいの事柄にはすでに経験済みの諸先輩がいる。そういう諸先輩方の緒言をタネに社会時評をしているのが、この本だ。パスカル先輩とかは、もうだいぶ前に「新しい思想なんてものはなくて、内容の配置の仕方が新しいだけ」とか気づいているし。社会の荒波も、諸先輩とつながればノホホンと対応できる。そんなことをノホホンと感じ取った。

2021/12/17

ふろんた2.0

名文、名言を引用し、現代社会にエスプリをきかせたコメントを寄せる。仏文学者なので、引用はさすがと思えるが、政治に関しては、塩野七生氏がローマ史を引き合いに執筆したものと対比するとパワー不足に感じた。

2014/05/14

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