科学という考え方 - アインシュタインの宇宙 (中公新書)
科学という考え方 - アインシュタインの宇宙 (中公新書) / 感想・レビュー
プラス3
適度に詳しい・難しい物理学史。『科学者という仕事』と同じく、名言やエピソードが豊富で読ませる内容です。ケプラーが法則を発見するまでの試行錯誤の過程、相対性理論の要点(等価原理、光速度不変の原理、ブラックホール)の解説などは、とても良かった。最も重要な箇所はニュートンの「私は仮説をつくらない」というセリフだろう。ここに科学は誕生したと言っていい。個人的には”場“の概念を生み出したファラデーも出してほしかった。
2016/08/02
うろたんし
ケプラーを見直した。
2016/08/09
yahiro
文系でもなんとか読める本で、面白く読めました。「科学的な考え方」を軸に、古典力学から確率論までを俯瞰したもの。理系の人にとっては当たり前すぎる内容かも?
2024/03/25
catfist
ちょっとスーパー科学者列伝的なところがあって、科学史上のさまざまな「考え方」を紹介する本というべきだろうか。科学的思考とは何か、と大上段ぶった切るような本ではない。
2022/12/09
素手 素手男
▼「単なる相関関係を因果関係と見なしてしまう誤り」に注意。▼「原理」とは、「最も基礎的で普遍性のある命題」であり、「他の法則の前提となるもの」、「別のことで導かれることなく、それ自体が独立している」もの。▼「理論にデータを合わせるのではなく、データに理論を合わせるのが科学である」から、理論に合わないデータを吟味せずに排除するのは間違った科学のやり方。▼主題とは関係ないけど「ビュリダンのロバ」について。将来何しようかって考えあぐねて結局何にもできなくなっちゃうかも。▼アインシュタインはやっぱりすごい。
2020/07/08
感想・レビューをもっと見る