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霞が関残酷物語: さまよえる官僚たち (中公新書ラクレ 56)

霞が関残酷物語: さまよえる官僚たち (中公新書ラクレ 56)

霞が関残酷物語: さまよえる官僚たち (中公新書ラクレ 56)

作家
西村健
出版社
中央公論新社
発売日
2002-07-01
ISBN
9784121500564
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霞が関残酷物語: さまよえる官僚たち (中公新書ラクレ 56) / 感想・レビュー

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hr

古書で購入。「国会答弁作成の空しさ」という項目に脱力する。漢字が多過ぎて書き直しとかあるらしい。政治屋の不勉強が、こんなところの非効率に繋がっているかと思うと、安倍某なんてのは代議士やらせてたらとんでもないことだ。官僚の自死数の統計は残っていないのだろうか。

2021/10/03

鬼山とんぼ

筆者は大牟田生まれで東大卒である。私の妻は大牟田生まれで私自身は東大卒で大の官僚嫌いである。それでこの本は読まずにいられない。コスト感覚がない組織の利益第一の官僚と、選挙対策目当ての国会議員の相互依存がどれほどこの国を堕落させ、長期展望とか国際的理念から程遠いものにさせているか、その構造の少なくとも断片をビビッドに伝えてくれている。15年経っても本質に変わりはない。この本を書いてから著者の文体は大きく変わり、小説作品の質も上がっている。自分自身の経歴を整理してきちんと振り返ることは有益だと思った。

2016/03/26

みん

一時期、中央省庁で公務員をしていたことがあるので、本の内容には納得。内情を知りたい方にはお薦め。

2014/09/13

ぼんくら

マスコミ的な官僚批判とは一線を画す官僚論の良書。珍妙な身分制度や天下りの経緯など、中央省庁が孕む構造的な問題をあぶり出している。政策を議論する間もなく政治家への根回しや国会答弁の対応に翻弄される官僚の空しさが実体験とともに描かれている。志に燃える若手官僚たちが霞が関という抗いがたい組織に呑み込まれていく現状は看過できない。官僚志望者の必読書と言えるだろう。

2013/09/03

くどう@mext

久々に読んだけど、内部事情も分かってきて、共感する箇所が多かったなー。キャリアとノンキャリ、技官と事務官、政と官の関係性とかは、実情がよく描かれてるなあって思う。結構昔の発行だけど、10年たってもあんまし現状や閉塞感には変わりがないね(´・ω・`)

2012/07/09

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