KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

五感力を育てる (中公新書ラクレ 65)

五感力を育てる (中公新書ラクレ 65)

五感力を育てる (中公新書ラクレ 65)

作家
齋藤孝
山下柚実
出版社
中央公論新社
発売日
2002-10-01
ISBN
9784121500656
amazonで購入する

五感力を育てる (中公新書ラクレ 65) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

デビっちん

心理的な面ばかりを重要視して、身体や感覚を大事なモノとして捉えることを忘れていないだろうか?五感力が弱いと、感覚を統合して現実をリアルなものとして感じる回路がうまく機能しなくなってしまう。情報という記号に反応して遠ざけてしまうのではなく、自分で実際に感じて「自分の感覚に落とす」という考え方が大事である。感覚というと生まれつき備わっているかのように思われるが、実は文化的な産物であり、生活経験の中で培われていく。感覚は技として習得できる。今見ているモノを違った意味で捉えるために、自分のどの感覚研ぎ澄まそう?

2015/10/27

ぷぅ

子どもの頃に感覚の記憶の引き出しをたくさん作っておくことが大切。人生は基本的に退屈との闘いだから、わからないものがわかっていくというプロセスを楽しんでいくのは人生の刺激にもなる。親は子どもに対し、五感を研ぎ澄ますチャンスは、いろいろなとこにあるんだと教えることが大切。そうした経験を重ねていけば、豊かな五感力は必ず育つと。

2019/06/07

もっさん

五感に関する本を何冊か読みましたが、私にとって一番平易でとても読みやすかったです。

2012/08/03

maharasa

「五感力」を育てるとは、生きるための基礎をつくることに他ならない。合理性を求めて、不要な物を捨てた結果、教育障害等の様々な不具合が生じてきている。捨ててきたものの中に、人になる大切な要素があったのかもしれない。そして五感喪失と現代人と文化の蓄積が継承されなくなった部分との関係性を読み解いたところが、面白い。

2009/02/22

Pery

歯科の待合室にて読了。五感が育っていない子供が増えていて、身体の中心をとらえられず、姿勢を保持できず、フラフラしてしまうのだそうだ。自己を捉えきれないとか。ホワイトアウトで立ちすくむようなものか。人間は触れ合いが大事です。

2016/02/02

感想・レビューをもっと見る