ネット王子とケータイ姫: 悲劇を防ぐための知恵 (中公新書ラクレ 155)
ネット王子とケータイ姫: 悲劇を防ぐための知恵 (中公新書ラクレ 155) / 感想・レビュー
佐島楓
主に小中学生へのネット・ケータイの影響を書いたもの。十年前に出版されたものなので、このころ以上に家庭ではネットなどのメディアも浸透している。変わらない問題もあるし、一層深刻になっている問題も多い。「居場所」としてのブログなどの電脳空間と、可能性として存在する落とし穴。究極的には家庭教育でのモラルの向上が望ましいと思うけれど、学校教育も年々重要度を増していくのだろう。
2014/09/11
あやの
内容はすでに古いんですが、近くにあった本なので。PCやケータイが一気に子どもに広がって、ネット絡みの事件が起き始めた頃は、「子どもにネットをやらせるべきか否か」論争が確かにあった。10年たった今はどうだろう。だいぶ情報リテラシー教育は進んでいるけど、SNSを介した事件や犯罪はあとを絶たないし、写真や動画の投稿でのトラブルは、一昔前とは比べられないほどヒドい。でも、以前のように「ケータイ持たせるな」という論は、ほぼ聞かない。どうすればいいんだろうね。
2015/07/30
うりすけ
ネット依存、スマホ依存すると怖いというのは耳にタコができるくらい聞いたが、この本を読んで実際起こった事件についてとても興味深かったのと、気をつけようという意志が初めて芽生えた。特に小学生の事件が多かったが小学生に限った話ではないと思うのでわたしも気をつけてスマートフォンを使いたいと思った。
2020/01/20
水月
確かにケータイを触っていると時間を忘れる。ケータイが居場所ではないが、危険、危険。
2012/07/31
アルゴン
★★★ このひねったタイトルでは、ネットとケータイにハマっていく今の若者の現状を見ていって対策を考えるという本書の主旨は通じないでしょう。結論の、「やり方は分かっている、あとは周りがいかにそれを実践しているところを見せられるか、体験させられるかだ」というのは誠にその通り。
2014/07/10
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