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ぐっとくる題名 (中公新書ラクレ 227)

ぐっとくる題名 (中公新書ラクレ 227)

ぐっとくる題名 (中公新書ラクレ 227)

作家
ブルボン小林
出版社
中央公論新社
発売日
2006-09-01
ISBN
9784121502278
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ぐっとくる題名 (中公新書ラクレ 227) / 感想・レビュー

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🐾Yoko Omoto🐾

読友さんからの絶賛お薦め本。いやー面白かった。著者の感性に触れた数々の“タイトル”について考察したエッセイ。タイトルについてここまで深く追究したことはないが、潜在的に感じていたことに著者と同じ部分があったりで、網羅されると「なるほど」と合点がいくことだらけだった。説明しすぎ、インパクトのズレ、ありきたり…僅かな違いが明暗を分けるというのは会話のセンスにも通じるものがあると感じた。短い言葉ながら、目にした時に如何に読解力と想像力を喚起させられるか…奥が深く侮りがたし。「脳手術の失敗」はマイぐっとくる題名。

2014/11/02

徒花

まあまあ。著者がこれまで触れてきた映画や小説などのタイトルから個人的に「ぐっときた」ものを、なぜ「ぐっときた」のかを自己分析しつつまとめたエッセー的なもの。ハウツー本ではないので、読んでもなにかすごく役に立つというものでもなく、まあ知識として読んでいておもしろいね、という感じの本。また、別にタイトルに「ぐっときた」からといって、その作品がヒットしたわけでもない。個人的に一番印象的だったのが、ブルボン小林さんは国語の教科書にも載っていた『猛スピードで母は』の別名であるという点。知らなかった。

2021/05/28

りんご

すっかりブルボン信者なのでどれもこれも面白い。「題名同士が会話する」では実用書を取り上げる。いかに分かりやすいかのアピールに「サルにもわかる」「五分でわかる」などありましたねー。それらの並びでぐっときたのは「今夜わかる」わー!ホントにぐっとくるわ。しっとりしてて品が良い。と言いつつも、私はバカっぽいものも大好きですので、ちょこっとだけ出てきたAVタイトル「セーラー服と一晩中」が一番爪痕残したかも。

2022/08/26

スノーマン

題名って大切!ドラマ『ちょうどいいブス』に抗議が来てすごい無難な感じのタイトルに変わったというネットニュースに、えー!と思ったところだったので、どの話もすごく面白かった。個人的には、小学生のとき好きな男子の気に入ってる漫画が『少年アシベ』と知り、そのタイトルにものすごい吸引力を感じ、買いに走った思い出があったので、そのタイトルも入ってて嬉しかった(笑)そして長嶋有といえば、やはり『猛スピードで母は』のインパクトが。内容は覚えてないけど、危ういタイトルと表紙の絵、忘れられない(笑)

2018/12/22

hanchyan@だから お早うの朝はくる

めちゃくちゃ面白かった。初っぱなから横っ腹イタくなるくらい笑わせて頂き、ときに「そうかあ?」と感じときに眉間にしわ寄せ、悼尾にはジンワリしんみり。焦点を“題名”に絞り、緩~く軽~いがとても真摯な日本語についての論考。スゴい。そしてなにより、読後ホッと一息ついてひらいた索引、五十音順に機械的に挙げられたタイトル、その、語の並びのなんと面白いことか!! ジャンルを問わず“作品に触れる”のが好き、かつ潜在・顕在に拘らず何等かの“アウトプット願望”を持つ全ての人・・・て全日本国民てことか!?(笑)にオススメ。

2014/10/25

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