育成力 (中公新書ラクレ 311)
育成力 (中公新書ラクレ 311) / 感想・レビュー
シャボン玉
「一度失敗したからといって、落ち込む必要なんてない。そこから人間は変わることができるのだから。」
2016/06/19
ボルボン
有森裕子のエピソードがいいね。この人は完全に努力型の人間で、一時は実業団への入団を断られていた。なんとか入団できてもやはり遅かった。しかし、気持ちがものすごく強くて小出監督もそれに影響されていった。有森さんにとっては小出監督との出会いが転機だったというのだろうが、逆もまたそうなのだろう。強い心を持っていれば応えてくれる人が絶対にいるんだ。そう思えました。
2015/04/19
壱萬参仟縁
褒めて伸ばすことで、著者は見事に五輪でメダリストを育成した。説得力がある。子どもを褒めるな、と銘打った本もあるが、人間がやる気を維持できるには褒めることなくして難しいであろう。Qちゃんは素直なタイプだったからこそ、メダリストにまでなれたということである。また、物事を悪い方にとらないように、というのは、次の成功のためには割り切りも必要ということだろう。メンタル面で教わることの多い本である。試合にせよ、受験にせよ、やる前に結果は見えている。受験の世界と共通するところも多いスポーツの世界。
2013/05/23
open
育成とは人間を知ることだ。そして、「君ならできるよ」と信じてあげることだ。この言葉がすべてだと思った。
2015/05/16
tulip
■指導者はホメ上手と言われるくらいがいい。能力を発揮させるには自信を持たせることが大事になる。自信を持たせるには指導者が上手にホメることに尽きる■性格に輝きがあると監督も「この子を強くしてあげたいな」と思うようになる。言動でそれがわかる。そう思わせる性格の選手は強くなっていく■やる気のない子にやる気を出させる一番の方法とは「話をする」ことだと思う。言葉によって曖昧になっているその子の目標を一緒に探してあげる■おまえには強運がある、と伝えてあげる■生きる力を教えることこそ教育の本義
2019/05/21
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