生の暴発、死の誘惑: 「生きがい」を見失うとき (中公新書ラクレ 364)
生の暴発、死の誘惑: 「生きがい」を見失うとき (中公新書ラクレ 364) / 感想・レビュー
しば
図書館本。タイトルに惹かれて。確かに臨床例も多かったけれど、なんだろう、少し、期待していたのと違った。適応障害とディスサイミアの違いは良くわかった。ダブルバインドは大学でも習ったのだが、、、仮説なの?え?と、疑問。
2015/01/15
ceskepivo
自殺を防ぐには、相互監視的で厳罰を好む日本社会を、柔らかな雰囲気に変化させ、些細な失敗に対してこぞって声高にバッシングするような風潮を改めなければならない。福田和也氏は、「戦後の日本は勉強のできる人、平和を愛する人を国家を上げて育てようとしたが、人格を陶冶し、心魂を鍛えることを怠ったため、人間としての器量の大きな人が見られなくなった」と指摘。日本人には、辛い状況がある人が目の前にいても、その人が自分の「集団」の外部の存在と認知されると、救いの手を差し伸べようとしない傾向がある。
2011/08/22
ひかるちん
タイトルの「死の誘惑」部分に興味ひかれて購入。そういう意味では少々期待外れ。しかし最後に本の裏表紙「現代の生きにくさについて検証」を読んで納得。それなら内容と合致する。だが症例、または参考文献からの引用に対し、深く検証されているとは思えなかった。日本に起きている、誰もが感じていることを言語化した感じ。お陰で気付かされた部分も多いけれど…。個人的にはエヴァの碇シンジくんやATフィールドの辺りは、分かっていても面白かった。
2011/09/11
94867829
まじめに書いてこれなのか、わざとなのか。途中で読むのやめた。
2016/02/24
フィ
重度のうつ病とは違う、軽度うつ病とされる気分変調症の人の多くの事例が取り上げられていた。抗うつ剤等の薬剤があまり効かず対処の難しさが分かる。要因は、家庭環境、仕事環境、本人の意識や性格等など実に複雑であったが、病状とともに、本人の人生といった生き方の問題解決が大きく影響するため、医師としても対処が難しい現状のようだ。医師であり人生指南役でもある人材が多く必要となっている。
2013/07/28
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