古本道入門 - 買うたのしみ、売るよろこび (中公新書ラクレ 406)
古本道入門 - 買うたのしみ、売るよろこび (中公新書ラクレ 406) / 感想・レビュー
WATA
古本の楽しみ方を1冊にぎゅっとまとめたガイドブック。こういう本は希少本にまつわる自慢話が多くなりがちだが、この本は違う。高価な稀覯本の話は少なく、初心者向けに数百円や数千円で古書街を満喫する方法がメインになっている。特に後半の神保町ガイドやブックオフの使い方、即売展や一箱古本市の話は実用的で面白かった。この本によると、神保町には自然科学関係が得意な古書店がいくつかあるらしい。近くを通ることがあったら、ぜひ一度寄ってみたい。
2014/07/04
mitei
全国の古本屋やブックオフの利用方法がよくわかった。将来古本屋開きたいな。
2012/01/09
へくとぱすかる
古書店のガイドをしてくれるページよりも、古書を集める楽しみや、古書をめぐる現状を紹介してくれる章の方が楽しく読めた。新古書店の進出についての話題はタイムリーではあるけれど、刊行後4年を経た今、果たしてどのように変化したのだろうか。買うより売りたい、古本屋になりたい人が多いという傾向は、ますます強くなっていそうな気がする。
2016/02/08
ふろんた2.0
これから古書店巡りしようと思ってたんで、読んどいて良かった。”敷居”の誤用が気になったけど、古書店に対してハードルを下げてくれたし、逆に上げてもくれた。蔵書や値付けまで、店主の思いが詰まったセレクトショップ。店主へのリスペクトは忘れないようにしたい。それと古書店は基本一人で行くもんだな。本書で挙がっていた町田の高原書店も行ってみよう。反対側のブックオフばかり行かないで。
2014/03/13
SOHSA
本来は図書館派の私だが、本書を読むと古本の魅力に改めて気付かされる。古本好きの人にとって本は単なる著作ではなく、本という物体自体が価値ある対象であることがよくわかる。しかし、古本道というネーミングからも著者の熱の入れようが伝わってくる。古本は人を狂喜乱舞させるウイルスを密かに隠し持つ恐るべき存在なのかもしれない。
2013/12/05
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